・ ページ20
翔太side
翔太｢んっ...｣
目が覚めると結構軽くなってて熱が下がってるって事を実感する
マジでしんどかったんだから！
熱は40度近くまで上がるし、発作は出るし、途中気持ち悪くなって吐いちゃうし、辰兄も大兄も涼太もいたけど、これくらいになるのは久々だからみんなバタバタしちゃってて、俺が寝てる時になんかすごい怒ってる声聞こえたけど、目を開けるのもしんどくて目も開けれなかった
でも、照と亮平...？
あ、いや、亮平が怒るって事あるの？
まぁ、なんで怒ってるとか誰が怒ってるとか全然分かんないんだけど、とにかく1日ずっと色々起こってたみたい
亮平｢翔兄...？｣
翔太｢え、待って。なんで亮平がいるの？｣
亮平｢俺だって看病くらい出来るし...って言うか、今、深夜だよ？｣
翔太｢え、そうなの？え、いや、余計亮平がいるの可笑しいでしょ。うつったらどうするの｣
亮平｢蓮も体調崩してて、俺達が帰ってくるまでそれに気づかないで色々させてた3人にお説教して、蓮の診察はさすがに俺達は出来ないから3人にお願いしたんだけど、朝からずっと看病してて疲れてたみたいだから翔兄の看病も俺が代わったの｣
翔太｢いや、医者なんだからそれくらい慣れてるって。今のところ熱はないの？｣
亮平｢俺、いくら身体弱いからってそんなすぐうつらないよ。翔兄と同じ考えの兄貴達から色々されてるし...｣
怒ってたのは本当に亮平で合ってたみたいで、その理由も分かった
亮平のおでこ触っても熱は無さそうだしよかったけど、蓮も体調悪かったんだ...
亮平｢翔兄、今、自分責めてない？｣
翔太｢えっ...？｣
亮平｢双子じゃなくても分かるよ。俺もそういう経験特に翔兄であるから｣
翔太｢いや、あれは...！｣
亮平｢ほら、そうやって俺を庇おうとしてくれるじゃん。それって蓮も同じだと思うんだよね｣
翔太｢亮平...いつの間にそんなに成長してんの｣
亮平｢いや、俺、高校生だよ？それくらい大人になってないとダメじゃん｣
翔太｢俺はいいけど、他の兄貴達が悲しむぞ｣
亮平｢あぁ、想像つく笑｣
翔太｢まぁ、俺たちの弟って事に変わりは無いけどね｣
亮平｢そうだね。弟でも無理するって事は絶対に避けたいし、いい兄貴が必要だね｣
翔太｢なんか、俺達がいい兄貴じゃないみたいじゃん｣
亮平｢みんな最高の兄貴だよ？笑｣
亮平は若干俺達のことをディスってるけど、これからも家族を絶対守るから
その為に医者になったんだもん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：タピオカハリネズミ
| 作成日時：2022年1月3日 1時
