低気圧注意報 ページ13
大介side
おっちー
大介さんだよー!
今日は帰るのがちょっと遅くなっちゃったんだよね
確かみんな明日休みだったと思うし、休日だから学校も休みだし、誰か俺の事待っててくれないかなぁ
結構暗いし有り得ないか笑
康二「大介くん、お疲れ様」
大介「おっ、康二じゃん!おっつー。康二も今帰り?」
康二「せやねん。ちょっと色んな子達に足止めされちゃって、気がついたらもう夜やってん」
大介「え、そんなに?笑」
康二「あ、外出てないから気づいてへん?雨、やばいで」
大介「え、マジで?」
うちは低気圧に弱い家庭だから大丈夫かな
何しろ偏頭痛持ちが3人もいるから
プラスで亮平とか体調崩しちゃったり、発作が出やすくなるんだよね
これは家が大変でやんすね
よし!俺も早く帰ろう!!
って言っても夜遅すぎて電車もバスもないから今日は贅沢してタクシーで帰る
佐久間「ただいまー(小声)」
家に帰って手を洗ってから静かにリビングに行く
もうみんな寝てるみたいで起こしたら寝れないかもしれないからね
「ケホケホケホッ...」
亮平の部屋の前を通ると咳してるみたいでやっぱり低気圧にやられてるみたい
起きてるかな?
起きてたら念の為診察しちゃお!
そう思って急いで部屋に荷物を置いて聴診器を取って亮平の部屋に向かう
大介「亮平ー?」
みんな寝てるし、起きたら大変だからノックはしないで部屋に入っちゃったけど、電気もついてないし、寝てるのかな?
亮平「ケホケホッ...だいっ...にぃ...ケホケホケホッ!」
大介「あ、起きてた?電気付けるよ」
亮平「ぅん...ケホケホッ」
大介「落ち着かない?」
亮平「うん...ケホッ」
大介「吸入は?」
亮平「まだっ」
大介「ゆっくりでいいから吸入しよ」
電気をつけると亮平がベッドに座ってたからその隣に座って背中を摩る
亮平は何かあった時のために枕元に吸入器はあるからすぐ取って吸入させる
ちょっとしたら落ち着いてきて安心してると俺の方にもたれかかってきた
大介「疲れちゃった?」
亮平「ぅん...」
ぼーっとしてる亮平に聴診器を当てると喘鳴も聞こえないし、大丈夫みたい
でも、まだ外雨だしまた発作が出るかもしれないから亮平の部屋で様子を見ることにした
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作者名:タピオカハリネズミ | 作成日時:2022年1月3日 1時