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nb side
「っ、めめ！！」
「…ぁ、しょっぴー、」
「なにしてんのっ、ダメだって、そんなことしちゃ、」
深夜、なんかわかんないけど目が覚めちゃって、水でも飲もうとリビングに降りてきたら
ソファーに座るでかい影
なんの気なしに手元を覗き込んだら、そこに握られていたのはカッター。
左手には既に傷が何本か出来ていて、
昔のものぽいのもある
めめの顔は薄暗い中でも分かるくらい、青白かった
「ごめん、ちょっと気の迷いで、笑」
なんて作り笑いを浮かべていたけど、急に身体の力が抜けてこっち側に倒れ込んだ
「っりょうたー！！！！さくま！！！！」
深夜だとか、近所迷惑とかそんなの気にしてられなかった
すっと起きられそうな人でなんとかしてくれそうな人、
佐久間はこの時間まだ起きてるかなって
「しょうたぁ？どしたの、こんな時間に」
「っめめが、！」
「めめ？どしたの？」
「リスカ、してた」
「…マジで？」
「うん、今意識飛んじゃってるけど、」
手元を覗き込んで表情を歪める2人。
とりあえず消毒して包帯を巻いてもらったけど、
その間、めめが目を覚ますことはなかった
「めめ、熱あるんじゃない？」
1人で寝かせるのも怖かったから、俺ら3人でめめを囲む感じでリビングに布団を敷いて寝かせようとしてたとき、
汗で張り付いた前髪を分けてタオルで拭いてた佐久間が呟いた
「熱？…たしかに、少しあるかも」
「はい、これ」
涼太から手渡された体温計で測ってみると、37.6。
んー、微熱では無いけどそこまで高いわけでも無さそうだし、、
「起きた時どうなるかだね、」
「うん。起きたらもっかい測ってみよ」
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作者名：鈴音 | 作成日時：2023年9月17日 22時
