“光”＿＿9色の雪だるまの短編集 Second

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「お、ありがとー！」


まさか開けてくれるとは思っていなかったからちょっとびっくりしたけど、俺は疑ってないってこと伝えられそうで良かった



「いいよいいよ、お気になさらず〜」


って言ってもそうするのは難しいよね。わら




「めめ、さっきのことだけどさ、？」




分かりやすく肩がビクンと震えた




「大丈夫。俺はめめのこと疑ってないよ。」


「…ぇ、？」


「だって、めめそんなことする人じゃないって知ってるもん。確かにあの状況だったら信じちゃう人の方が多いかもしれないけどさ、あんなの向こうが作ろうと思ったら簡単に作れちゃうし。
大丈夫。俺は絶対めめの味方だよ。」


「…ありがとうございます、っ、」


「泣くな泣くな〜 イケメンなお顔が台無しだぞ？わら」



守ってあげたい衝動に駆られて思わず抱きしめたら、
思いのほか嫌がることもなくそのまま俺の胸に収まったから更にびっくり。

8人が一斉に敵になったように感じて、流石のめめでも怖かっただろうなぁ…

大型犬みたいに俺の首元に頭を擦り付けるからそのままソファーを借りて膝の上に乗っけた



…可愛いな




「ふっかさ… っ、おれ、こわくて…っ、」


「うんうん、」


「だって、おれやってないのに、っ、」


「だいじょーぶ、分かってるから。ね？」




過呼吸になりそうなめめを何とか落ち着かせて向き直る


あの綺麗なお顔はどこへ行ったのか、

ゆでダコみたいに真っ赤になって。




「…っ、ふ、かさっ、泣」



加入当時に比べたら泣いてくれるようにもなったけど、

ここまで泣かれちゃうと逆に心配。




…なーんであのスタッフさんたちの話信じちゃうかな、あの人たちは。




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「…ほんと、ごめんなさい」


「んーん、大丈夫。落ち着いた？」


「…はい、」


「そっかそっか。そりゃあよかった」



いくらか落ち着いためめを隣に座らせ直そうとしたら
あの長い腕を首に巻き付けてきた




「なに、甘えたさん？わら」


「…あっ、いや、その…」


「ふはっ、いいよ。このままでいよっか？」


「…はい、」



凄い赤面になって慌てるめめを見てるとなんか可愛く思えてきて。わら


別に俺はこのままでいいんだけどね！わら



「…ふっかさん、」


「んー？」


「…ありがとうございます、」


「んー？なんで？当たり前だよ。仲間を信じることなんて。」



なーんて。格好付けたくもなるよね、可愛い後輩ちゃんに頼られると。わら

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