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1分、経ったかな、
経ってないかもしれない
そのくらいで、俺のお腹は限界を迎えた
「…っ、せんせ、…っ、出ちゃい、ます、っ…、」
「まだ1分ちょっとしか経ってないから我慢して
もう1回やることになるよ?」
「…っ、はい、」
設置してたタイマーにはカウントアップ式で1分12秒の表示
この地獄があと2分以上も続くのか、、
座った状態で我慢するのも辛くなってきたから、看護師さんがティッシュで抑えてくれることになった
…んだけど、この人もこの人で冷たくて
ただただ無言で強めに抑えられて、恥ずかしいのと辛いのが合わさってもう泣きそうだった
「…先生、これ以上は厳しいかと」
「…そうか、思ったよりだな
漏らしたらあれだし、一応オムツつけてトイレまで連れて行ってあげて」
「はい」
お、むつ…?
おむつって、あのオムツ…?
岩本先生とかふっかさんに付けられる時はちゃんと後で褒めてくれるから頑張ろうって思えるけど、この先生は多分そんなことしてくれないだろうしはじめましての人だし、、
怖いし恥ずかしいしで俺の心は壊れかけた
そのまま「漏らしたら大変なのでオムツ付けますね」って言われてその後は無言で付けられた
高校生にもなってオムツって…
でも付けられたものは仕方ないから、頑張って漏らさないようにしながら急いで処置室の隣に併設されてるトイレに向かった
運良く誰もいなくて、そのまま個室に走り込む
あとは脱ぐだけだ、ってときに
嫌な感触がした
おしりの後ろが温かくなる感じ
…うそ、
…やっちゃった
みるみるうちに温かくなって、漏らしちゃったっていう事実を俺自身も信じられなくて、呆然と処置室に戻った
「せんせ、ぃ…」
「出た?」
「…っ、もれ、ちゃいっ、ました…っ、グスッ」
一瞬驚いたような顔をして、でもすぐにさっきの表情に戻ってベッドに寝転がるよう言ってきた
もう俺は出す言葉もなくただただ涙を流すだけ
先生は慣れてるのか知らないけど淡々と拭いてオムツを回収しただけ
「もう処置自体は終わったから帰ってもいいよ」
そう言って軽く何かをカルテに打ち込んで、看護師さんと共にいなくなっていった
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ミケプリン(プロフ) - 更新ありがとうございます!続きとても楽しみです。作者様のペースで頑張って下さい、応援してます! (7月15日 4時) (レス) @page48 id: 2326f32420 (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - 因みに、ストのメンバーでめめのお世話をするのは、高地くんと末ズが良いです。というより、めめの体格を支えるには、末ズの力は欠かせないかな。 (2023年4月4日 6時) (レス) id: e983bb0d18 (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストですが、ほかのグループに出て貰うことは可能ですか? 可能ならば、ふっかさんとラウちゃん以外の5人がインフルエンザにかかって、彼らの看病もしなければならず、ストに応援に来て貰う話をお願いします。 (2023年4月4日 6時) (レス) @page21 id: e983bb0d18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴音 | 作成日時:2021年9月1日 19時