第七話 ページ8
『いらない、こんなボンクラでも一応暗殺者のトップを張ってるからね、俺はまだ強い』
烏間「すごい信念だな、一種の怨念のようにも見えるが」
『ははっ、うまいこと言うね』
未だ青ざめた顔で続けるAに烏間は目を潜めた
『上からいくらか話は聞いているだろう？俺はどうしてもしに････殺せんせーを助けたいんだ。だからあいつが帰ってくる場所はどうしても守っておかなきゃいけない、だから俺はまだ死ぬわけには行かない･･･！』
〜烏間side〜
さっきの決闘といい、この瞳の中に映る鋭く研ぎ澄まされた刀のような光といい、今回派遣されてきたこの結城Aという男は俺の想像をはるかに超える実力者なのだろう。
こんなにボロボロになっても消えない暗殺者としての闘志がここまでコイツを強くしたのだろうか。
誰の目から見ても非の打ち所のないが、俺の目からは誰にも頼ることができず、一人で抱えるには大きすぎる役目を抱えながら見えないゴールに向かって無理矢理足を動かしているように見えた。
同情なんてものではないが、何故か今手を差し伸べてやらないといけないと思った。
『烏間先生？黙り込んで････ごめんね、死に損ないの戯言だと思って忘れてくれていいから････ってうわっ』
気がついたら結城の頭に手を載せていた
今日会ったばかりの男にこんなことをするのはひどく滑稽なようにも思えるが抵抗する気配もないし立ったままも話しづらいと思い、ベッドに座らせた。
嫌がっているようではないのでそのままくしゃりとなでてやる。
結城の表情はうつむいていて読み取ることはできない
烏間「気を張りすぎだ、少し休め」
『困ったなぁ･･･今すっごい情けない顔してる････』
烏間「････」
『･････ちょっと胸借りるね』
烏間「あぁ」
そう言うと遠慮なく人の胸によっかかって嗚咽が聞こえたと思ったら声を出して泣き出した。
今まで我慢してきたのか絞り出したような声でこっちの胸が締め付けられるようだった。
それから数分、さすっていた背中がようやくおさまった
結城はゆっくりと顔を上げると、その目は真っ赤に腫れていて痛々しかったが、表情は打って変わってすっきりしたようだった
A「ごめん･･･みっともない姿を晒してしまって･･･」
声は掠れているようだが無理もないだろう
烏間「いや、気にしなくていい。俺はこれで」
A「あの！！」
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木賊 - 保険医とか俺得,,,更新頑張ってください (2017年12月5日 18時) (
レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
亜輝(プロフ) - アニメラブさん» ありがとうございます、早くもネタ切れで申し訳ないです･･･時々見に来てやってくださいませ (2017年3月24日 22時) (レス) id: 898ffc2baa (このIDを非表示/違反報告)
アニメラブ(プロフ) - えーーー！こんなに面白いのに、更新してよ〜作者殿>< (2017年3月23日 20時) (レス) id: 9491c8ca0e (このIDを非表示/違反報告)
亜輝(プロフ) - 樹さん» コメント返信が遅れてしまい申し訳ありませんm(_ _)mできる限り頑張ります！ (2017年3月11日 23時) (レス) id: 898ffc2baa (このIDを非表示/違反報告)
樹 - めっちゃ面白かったです!!!!!!頑張ってください!!!!!! (2017年1月29日 16時) (レス) id: 41f3d259b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜輝 | 作成日時：2016年11月13日 12時
