Friend or Best Friend

友達のくせに。 ページ9

ヒョンジンの様子がおかしい。




朝いつもと同じように迎えにきて


肩から部活の道具が入ったカバンを下げていて


時間もいつも通りだけど…


すごく不機嫌なご様子で。




HJ「…」



「どうかした？」



HJ「え？いや…べつに」






あんまり深入りしないでおこう。



今日はバイトの日だから


夜はスンミンと帰る約束をしてる。



朝からスンミンが

『今日も1日ファイティン！』

ってメッセージをくれた。





俺が他人と何処かに行くのは嫌がるのって


ただのヒョンジンのワガママだよね？



だからスンミンと仲良くなろうが


アルバイトしようが


本当は俺の勝手だし自由なのに。






(まさかバイトしてんのバレた？
いやでも何も言ってこないし…大丈夫か？)





HJ「ねぇ。
俺が部活の日は何してるの？」



「えっ」






まじですか。



なんで今更それを気にするんですかヒョンジンさん。







「なんでそんな事聞くの？」



HJ「Aが心配だから。
ちゃんと真っ直ぐ家に帰ってよ」



「……ご心配どうも」








お前は俺の保護者か？




知ってるぞ。


お前だってこの前、部活が一緒の子と


放課後アイス食べに行ってたじゃん。




なんかだんだん腹たってきた。







「心配されなくても
俺なんか誰も襲わないよ」




HJ「そーゆー事じゃなくて、」

、






ヒョンジンの考えることなんて

俺はよく分かる。




お前の謎の独占欲は今に始まった事じゃないし。




だけど、俺とお前は

ただの友達じゃん。

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