Friend or Best Friend

夜カフェ ページ48

スンミンと同じ大学に通いたくて

たくさん勉強してる。


受験が近くなってきて

俺もスンミンもバイト先のカフェで勉強。


バンチャン店長が、お店の一角を貸してくれてるんだ。


元々夜中まで営業してる店だから

ここで勉強しなよ、って。





BC「2人ともお疲れ様。
ちょっと息抜きしたら？」





バンチャン店長がそう言って

暖かいコーヒーをくれた。


たくさんの文字を読んで目が痛いし

ペンを握る手も疲れていたからちょうどいい。





「はぁ、コーヒー美味しい」


SM「A、ここどう？」





スンミンが見せてきた携帯の画面には

リビング8畳とかかれた賃貸物件。





SM「築年数も新めだし、綺麗だよ」


「スンミン引っ越すの？」


SM「引っ越すでしょ。
ここから大学は通いづらいし」


「あー。なるほど」


SM「一緒に内見いく？」





ん？



なんで俺がスンミンと部屋を見に行くの？







SM「2人でこの広さなら十分でしょ」


「同棲する、ってこと…？」


SM「同じ大学通うならそれがいいでしょ？」


「あ…そうだよね？
そこまで考えてなかった」






俺は勉強して受かる事しか考えてなかったけど

スンミンは色々考えてくれてたんだ。



なんか頼もしい。


てゆーか…同棲か…





「絶対に合格しなくちゃ…！」


SM「はは、そうだね」


「合格したら良いこといっぱいだなぁ〜
スンミンと学校に行けるし
スンミンと一緒に住めるし」


SM「A。
俺はやく帰りたくなってきた」


「え？なんで？」


SM「ここじゃキスできないじゃん」


「っ！
な、なに言って…店長に聞こえる…！」



BC「全部聞こえてるよ〜。
ほら、高校生は帰る時間だ」






結局コーヒーを飲んでから勉強を再開せず

俺とスンミンは帰ることにした。


人通りがまばらな道を

手を繋いで帰る時間が好きだけど


同棲したらずっとずっと一緒にいられるんだな

それって

めちゃくちゃ良いじゃん。

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