Friend or Best Friend

アルバイトの日 ページ31

SM



アルバイトに行くとリノさんが居て


久しぶりだったから挨拶をした。





SM「今日もお店の手伝いですか？」



LK「いや、待ち合わせ。
アイスコーヒーくれる？」



SM「はい。今持ってきます」






リノさんは席に座って

やたら嬉しそうでソワソワしてる。



誰を待ってるんだろ？






HN「あ、、ヒョン」



LK「ジソンア！おかえり！」






可愛らしい男性が入ってきて


リノさんを『ヒョン』と呼んだ。





リノさんが立ち上がってその人を抱きしめていて


なんか、感動の再会って感じ？






BC「久しぶりだなジソン。
いつ帰国したの？」



HN「あー、昨日の夜中かな」





状況が分からないから

3人の会話についていけずに

とりあえず2人分コーヒーを出す。






SM「こんにちは」



HN「ああ、俺の分も入れてくれたの？
ありがとうございます」



BC「スンミナは初めてだよね。
ジソンはリノの彼氏だよ」



SM「へぇ、はじめまして」





彼氏…？




そっか。


男同士だと彼女じゃないもんな。




聞き慣れない言い方なだけで当たり前か。








LK「ちょっと遠距離恋愛の気分だった」



HN「わかる。
そんなに長くマレーシアに帰ってたわけじゃないのにさ」



SM「韓国人じゃないんですか？」



HN「韓国人だけどマレーシアに居たんだ」



SM「あー、なるほど」



LK「スンミナは好きな子いないの？」



「います、けど…」



BC「Aでしょ？」



「なんで知ってんですか」






リノさんが「まぢ！？」って言いながら


女子高生みたいにはしゃぐから


ちょっと恥ずかしくなった。





てか俺、店長にA好きなことバレてたんだ？




わかりやすい態度だったとしたら


Aにもこの気持ちはバレてるんだろうか、







「おはようございまーす」






タイミングよくAが出勤して


4人の視線が一気に集まる。






「え…、なんですか？」



LK「ジソン、あれがAだよ」


HN「あー」


「どうも…？」






集まってる俺達に

不思議そうな顔をするAも可愛い。



ジソンさんとリノさん、いいな。


俺もAの彼氏になりたい。

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