Friend or Best Friend

気づいた事 ページ30

SM




遊園地で2人きりになった時

やっぱり好きだなって思った。




Aのどこが好きなのか、


その理由を考えてみても漠然としてるのに


なんか分かんないけど、すごく好き。


っていう感情だけは確かにある。






HJ「スンミナ」



SM「あんにょん。
なんで此処にいるの？」



HJ「少し話したい」






学校は違う方向にあるはずなのに


道の途中で俺を待っていたらしいヒョンジン。




話の内容なんて、きっとAのことだ。






SM「で、なに？」



HJ「4人で遊園地に行ったじゃん」



SM「うん。それが？」



HJ「Aが楽しそうだったんだよ。
俺といるより、お前といる時の方が」



SM「じゃあ…諦めるの？」



HJ「よく考えてみたら、俺は別に
Aを恋愛対象としては見てなかったんだ。
ただ親友を誰かに取られたくなかったし
Aに捨てられるかもって怖かっただけ」



SM「んー。なるほどね」






それにしては嫉妬しすぎじゃない？とは思うけど。


本人がそう言ってるなら

そうなんだろう。






HJ「Aに告白するの？」



SM「まだそこまで考えてないけど…」



HJ「そっか」



SM「でも、いつかはするよ」



HJ「……うん。そうだね。
正直、最初は疑ってたし信じたくなかったけど
スンミンが良いやつだから
Aの最初の恋人になっても認めるよ」



SM「はは、ありがとう」






ヒョンジンは最初の印象が悪かったけど

実はそんなに悪いヤツじゃなかった。


告白のことは考えてなかったけど

ヒョンジンに言われてみると


あ、そうか。

好きなら告白しなきゃいけないんだ、


そう思った。

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