Friend or Best Friend

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スンミンと遊んで


迷惑かけたお詫びに昼ごはんを奢って


服とかアクセサリーなんかも見て回った。





ヒョンジンが好きなブランド


ヒョンジンが気に入りそうな服や靴


そんなものばかり目に入る。





あまりに一緒にいすぎてるから


趣味や好みを把握してるんだろうな。






SM「ねぇ、この帽子かぶってみて」



「ベレー帽？
かぶったことないけど…」



SM「俺がかぶせてあげる」



「うん」



SM「似合うじゃん。
かわいいよA」






かわいいよ


その言葉が俺をふわふわした気分にさせた。




帽子から出た髪を指で整えてくれて


スンミンは指が綺麗な事に気づいた。







「スンミンも似合いそう。
かぶってみて。こっちの黒いやつ」



SM「どう？」



「めっちゃ似合う！
服装には合わないけどㅋㅋ」



SM「へへっ」






SNSなんかでよく見る


『犬系男子』ってスンミンのことだ。




この笑い方とか、ナチュラルに甘えてくるとこ。




思わず可愛いって思っちゃうような

そんな魅力がある子。





買い物をしてる途中


ふと携帯を確認したらヒョンジンからメッセージがきてた。





ヒョンジン何してるの?


ヒョンジン電話したのに






着信履歴も1件あって


いつもなら気づくのに


スンミンといたから全然気が付かなかった。




A気づかなかった、ごめん


A買い物してた


ヒョンジン1人で?







「返信はやっ。暇なのか？」



SM「……アイツ？
あの、バイト先で待ってた」



「え？ああ、うん。そう。」



SM「後で連絡しなよ。
今は俺と居るんだから」



「あ…うん。そうだね」






まただ。



俺の手をやんわり掴んで


真っ直ぐ見てくるその目。





ヒョンジンみたいに「逃げないように」って


強く掴まれたわけじゃないのに。




スンミンには「逃げないで」って言われてるみたいで

思わずスンミンの言う事に頷いた。

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