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親友でしょ ページ17

家に一度帰ってから学校に行く。



案の定迎えに来なかったから


まぁ、そうだよな。って思って

1人で学校まで歩いてた。





HJ「A!待って…!」



「?」





振り返ると向こうから


バタバタ走って追いかけてくるヒョンジン。




あれ、話してくれるんだ。




しばらくは話せないかと思ってたのに。







「迎えに来ないのかと思ったから
先に行っちゃった」



HJ「寝坊したんだ…
はぁ〜、間に合った!」



「そうなんだ」






何気なくカバンの紐を握ったら


ヒョンジンが急に立ち止まって動きを止めた。






HJ「その手首…、まさか俺が握ったから…?」



「ああ…これ。大丈夫だよ。
昨日すぐ冷やしてもらったから」



HJ「……アイツにやってもらったの?」






俺より背が高いくせに


上目遣いで俺の気持ちを伺うような表情。




昔から変わらないな、ヒョンジンは。




ここで嘘を言う意味もないし


正直に話そう。







「うん。スンミンの家に行って」



HJ「い、家に行った!?」



「うん。
それで夜遅かったし帰りのバスもないから泊らせてもらった」



HJ「ちょ、ちょっと待って、と、と、
泊まったってアイツの家に!?」



「なんだよ。
友達の家にただ泊まっただけじゃん」







ヒョンジンは何をそんなに動揺してるんだ?



細長い手で頭を抱えて

「マジか」って言ってる。






「ねぇヒョンジナ。
言っておくけどさ」






学校に遅刻するから


1人で百面相してるヒョンジンを


もう置いていこうかと思ったけど




それはあまりに情がなさすぎるだろうから


立ち止まってヒョンジンを待ってあげる。







「スンミンと友達になったからって
ヒョンジンと友達を辞めるわけじゃないし
それにお前はただの友達じゃない」




HJ「A、」




「お前は俺の親友じゃん?」








目を大きく開けたヒョンジンの手を掴んで


学校へ向かう坂道を登ってく。





体は大きいくせにヤキモチ焼きで



子供みたいに独占欲むき出しで



めちゃくちゃ面倒くさいヤツだけどさ




ヒョンジンは優しくて良いヤツだ。









HJ「ねぇA」



「ん?」



HJ「その、…手首、ごめん」



「いいよ。気にしてない」







ボソボソと謝るヒョンジンを


俺は可愛いと思った。

。→←優しい時間



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ぽん(プロフ) - パボラチャさん» コメ&リクありがとうございます!嬉しいです♡ (10月1日 22時) (レス) id: c77e536467 (このIDを非表示/違反報告)
パボラチャ - 初コメ失礼します!次回作マネージャーの話見てみたいです!!更新楽しみにしてます!! (10月1日 22時) (レス) @page46 id: c48b97cf2a (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - IIsssuukoonさん» 初コメありがとうございます!忙しくて1日1話とかですが、コツコツ更新していくので最後まで読んでいただけると嬉しいです!! (8月29日 5時) (レス) @page8 id: a0c35db4bb (このIDを非表示/違反報告)
IIsssuukoon(プロフ) - 初コメ失礼します…!ジニの束縛する感じもすんちゃんの優等生演じてる感じも大好きです…!!!!!ほんとにありがとうございます😭😭😭😭(?)日々ワクワクしながら生きてます♡♡♡ これからも更新頑張ってください! (8月28日 20時) (レス) @page4 id: 29c69c0554 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽん | 作成日時:2023年8月21日 10時

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