일상3

🐰side ページ48

スケジュールが事故のせいで休みになって

病院から帰ってきて疲れたから

そのままベッドに寝転んだ。


最近は周りも気づくくらい

俺は無理をしていたし

ゆっくり寝て休むのがいいかもしれない。


目をつぶったら

いつの間にか本当に寝てしまっていて


何時間寝たんだろう？と思って

時計を見るために身体を起こす。



LK「ん、なんだこれ」



ぽんっと手に当たったのは

茶トラの猫のぬいぐるみ。


寝ていた俺に寄り添うように置かれたらしい。



こんな事をするのはAしかいない。


こっちの宿舎まで様子を見に来たのか。


少し水でも飲もうかとドアを開けたら

目を真っ赤にしたAがいた。



「ヒョン…！」



さっきとは別の猫のぬいぐるみを抱えているから

これも俺の横に置こうと思って

持ってきたらしい。



LK「あのぬいぐるみもAでしょ？」


「スニドゥリドリがいたら
ヒョンの助けになるかと思って」



だから似た柄のぬいぐるみを俺の横に？


Aは今まで俺が辛い事を

あんまり指摘してこなかった。


むしろ収録では前に出て

ペチャクチャとやたら喋ったり


楽屋でもいつも通りふざけてたから

俺のこと、気にしてないんだと思ってた。



「どこに行こうとしてたの？」


LK「水でも飲もうかと思って」


「俺が持ってくる！
ヒョンはちゃんと休んでて」



ぱたぱた走ってくAは

きっとAなりに気を遣って

今まで俺に気づかないフリをしてたんだ。


いつも明るいAまで暗くなってしまったら

チームの雰囲気が悪くなるから。


収録だって俺が話さなくてもいいように

ワザといっぱい喋ってたんだろう。


ジソンが俺を後ろに隠してくれた分

Aが前に出てたんだ。


自分に余裕がなくて

そうしてくれてた事に今更気づくなんて。



「はい。お水ここに置いておくね」


LK「うん。A」


「ん？」


LK「ありがと」


「ううん。
それより俺がこんなの持ってきたから起きちゃった？」


LK「いや。普通に目が覚めただけ」


「よかった。起こしちゃったかと…
ぬいぐるみだなんて子供っぽくて
くだらないかと思ったんだけど…、、
あ！ごめんヒョン！
いっぱい喋っちゃって…どうぞ休んで！」




子供っぽくてくだらない？

そんな事はない。



目覚めた時にこの人形が置いてあって

Aの仕業だって思ったら可愛くて、

嬉しかったんだ。

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