🐶side ページ43
Aの様子がおかしい。
朝から心ここに在らずだ。
SM「A、なにそれ。
まさかカラースプレーかけたの？」
「あ、間違えた」
楽屋に用意されたケータリングの横に
アイスの機械があって
さっきヨンボギとジソニがアイスを作って食べてた。
トッピングにカラースプレーが置いてあって
Aは間違えてチンした冷凍ご飯に
そのカラースプレーをかけたらしい。
SM「本当に大丈夫か？」
「こんなカラフルな米は初めて見た。
ゆめかわ〜」
SM「まさか食べるつもり？」
「お前は米にチョコかけて食えるか？って聞いてるの？
サイコパスですか？
食えるわけねーだろ」
Aの逆ギレも意味がわからない。
あまりにボーッとして危ないから
新しい食べ物を取りに行ったAが
また何かやらかさないか見守ってたら
おもむろにカップ麺を手に取って
その横のコーラをつかんだ。
一緒に飲むのかと思ったら
ポットの中にコーラを入れて沸かそうとしてるみたいだったから
慌てて立ち上がる。
SM「ヤーヤー、ストップ！
ポットにコーラ入れちゃダメ！」
「あ、」
SM「俺がやるよ」
「自分でできるっ！」
SM「だぁーもう！
大人しく座ってろ！俺がやってやるから」
「スンちゃん男らしいキュンですっ」
Aがいつもの調子でふざけてると思えば
座ってからまたボーッとしてる。
SM「やっぱお前今日ヘンだ」
「メイク？髪型？」
SM「そうじゃなくてボーッとしてる」
「ああ…緊張してんだよ。
今日初めて親が見に来るから」
SM「そうなの？
オンマ来てくれたの？」
「うん。
オンマと旦那さんが来てくれる」
確かAの里親のオンマは
最近彼氏と結婚したとか言ってたな。
複雑な関係だけど、Aは上手くやってるみたい。
そうしてAが緊張したまま始まった
コンサートの後半。
「あ、オンマだ…！」
SM「どこ？」
「あそこ！“おかあさーーーん”！！！」
大声で日本語で呼ぶAは
笑いながら大粒の涙をポロポロ流して
少し小さな声で
「お父さんも連れてきてくれたんだね」
って言うからよく見てみると
Aのオンマは
黒いリボンのかかった遺影を抱いて座ってた。
SM「A、よかったね」
「うんっ」
嬉しそうに泣くAを見てたら
俺まで涙が出てきて。
俺はこの瞬間Aの肩を抱いて
隣に居られた事を一生忘れないと思う。
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ぽん(プロフ) - yuyuさん» へへ(#^.^#)照 コメリクありがとうございました！！ (8月24日 5時) (
レス) @page37 id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 最新話最高です!!主人公くんを取り合うメンバー可愛すぎです🫣♡ (8月23日 21時) (レス) @page37 id: 8b3df8aa3c (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - yuyuさん» yuyuさんありがとうございます！リクエスト助かりますㅎㅎ (8月22日 6時) (レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - こちらの作品大好きです〜！良ければステイblogのようなファン目線での彼らの様子ももっと見たいです🫶🏼 (8月21日 18時) (レス) id: 8b3df8aa3c (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - sakkuri3399さん» 入野氏は主人公君に甘々なのです(^.^)ﾆﾀｧ… (7月23日 6時) (レス) @page13 id: 2e38f7fa0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2023年7月14日 20時
