side you ページ22
俺は目立ちたがりだと思う。
小さい頃お母さんは忙しくて
学校であった面白い話も
頑張って良い点数を取った事も
話したくて仕方なかったのに
そんな事を聞く時間の余裕がお母さんにはなかったんだ。
家事をする横で俺は一方的に話していたけど
ちゃんと聞いてない事くらい分かってた。
「ねーねーお母さん。聞いてる？」
『うるさいわね。忙しいのよ』
そう言われてからは
聞いてる？とは言わなくなった。
だけど俺は基本的にしつこい性格だから
話す事はやめなかった。
だから俺は誰かの視野に
“自分”という存在を写して欲しい欲求が強くて
だから曲を作って多くの人に
俺の話を聞いて欲しいのかもしれない。
LK「ここでAがセンターね」
「よっしゃ！！！センター！！！！」
HJ「めっちゃ喜んでるㅋㅋㅋ」
「当たり前じゃん。
さ、皆んな俺に注目！！！」
LK「A前に出過ぎだぞー
もうちょい下がれ」
HN「ㅋㅋㅋ」
センターと言われた所は
絶対にカッコよくしたい。
皆んなが俺に注目するチャンスだから。
「俺もうちょっと練習して帰る」
FL「また居残りするの？」
「うん。
俺がセンターのとこ♡」
FL「そう？ㅎㅎ 頑張って」
「んー」
俺を見てもらえるには
どうすれば良いのか。
皆んなが俺だけを見てくれる瞬間は
どう踊ればいい？
どう歌えばいい？
「っ、くそぉーーー」
ああ、全然ダメだ。
こんなんじゃ全然カッコよくない。
「これじゃ誰も見てくれないよな、」
LK「デカい独り言すぎて聞こえたぞ」
「あれ？ミノヒョン帰ったんじゃないの？」
LK「ヨンボクがAが練習してるって言うから見に来た。
センターのとこ？」
「うん」
メンバー達はこうして俺が1人でやってても
必ず俺の面倒を見てくれる。
疲れてるお母さんに一方的に喋ってた俺は
誰かに「俺の話を聞いて」と言うのが苦手で
でも注意を引きたい子供のままだ。
「ヒョン、疲れてるのに
練習付き合わせちゃって、、ごめんね」
LK「俺ももう少し練習したかったから。
そんなの気にすんな」
注意を引きたいくせに
こうやって近くに来られると怖気づいて
すごく悪いな、って
罪悪感を感じるのはなんでなのかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 610人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「StrayKids」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽん(プロフ) - yuyuさん» へへ(#^.^#)照 コメリクありがとうございました！！ (8月24日 5時) (
レス) @page37 id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - 最新話最高です!!主人公くんを取り合うメンバー可愛すぎです🫣♡ (8月23日 21時) (レス) @page37 id: 8b3df8aa3c (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - yuyuさん» yuyuさんありがとうございます！リクエスト助かりますㅎㅎ (8月22日 6時) (レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - こちらの作品大好きです〜！良ければステイblogのようなファン目線での彼らの様子ももっと見たいです🫶🏼 (8月21日 18時) (レス) id: 8b3df8aa3c (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - sakkuri3399さん» 入野氏は主人公君に甘々なのです(^.^)ﾆﾀｧ… (7月23日 6時) (レス) @page13 id: 2e38f7fa0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽん
| 作成日時：2023年7月14日 20時
