일상2

2 you side ページ32

肩で息するくらい興奮してるヒョンを

今からどうやって鎮めるか。


んー、、今回はかなり難しそうだ。



自分が言われたわけじゃないのに

こんなに怒っちゃうなんて。






「チャニヒョン落ち着いて」



BC「いや、あり得ないでしょ？」






こめかみにスジが浮かぶくらい


かなり怒ったチャニヒョンをなだめてみる。



いやね、


俺も嫌だったよ？



だけど俺以上にヒョンが怒ってるからさぁ…


逆に冷静というか。






「いいんだよチャニヒョン」



BC「何がいいの？良くないでしょ！？
意味わかんないし、クソ」






聞いた事ないくらいFワードを連発して


キレたチャニヒョンに近づくのは少し勇気がいる。



普段は紳士的なチャニヒョンにも

こんな風になる時あるんだ。。。






BC「あのカメラマン最低だよ。
Aを差別してる」





「ヒョン聞いて？
ここは韓国、俺は日本人。
こういう事はあり得る事なんだよ」




BC「いいや。
あっちゃダメな事でしょ？」




「歴史ってものがあるから。
相容れない考えと対立したところで無駄だよ。
それより目の前の仕事をしなくちゃ」




BC「それでも、こんなの間違ってる」




「元々世界には良い人間だけじゃない。
今回がハズレだっただけだよチャニヒョン。
俺達は大人じゃないですか」





真っ直ぐ目を見て話したら


チャニヒョンも少し熱がおさまったみたい。



不機嫌そうに分厚い唇を尖らせてはいるけどね。






BC「うん…。そうだね。
ヒョンが上手く守ってあげられなくて
本当にごめん…」




「何言ってんの。
俺の代わりに怒ってくれてありがと、ヒョン」









生きてれば嫌なことくらいあるけど


それでも『違う』って声を上げるチャニヒョンは


とても強い人だと思う。



やっぱりリーダーだ。



チャニヒョンが怒ってくれなかったら

きっと俺はこっそり泣いてたかも。





「嫌なことがあったから
宿舎帰ったら一緒にチキン食べて忘れましょうよ」





ハグして背中をポンポン叩く。


耳元でチャニヒョンが


「こっそりビールも飲もう。
そうじゃなきゃ忘れられない」


って言うから

思わず笑っちゃった。







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キレたチャニの話を
今更やっと書くという。

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