일상2

SM side ページ43

Aの元恋人との

決戦の日(？)は突然やってきた。




『A。カッコよかったよ！』



「おお、久しぶり」




パリ公演が終わって、楽屋に挨拶に来た人は


デパートでも見たことあるし


ハイブランドのイベントにもよく参加してる


韓国ハーフのパリコレモデル。






BC「Aの知り合い？」



「あ、これ元彼です」





パキッて場が氷ついたのが分かる。


呑気に笑ってんのはAだけ。





LK「元彼が一体何の用だよ」




ボソッとリノヒョンが言うのが聞こえた。



案外、リノヒョンもAの事になると


感情むき出しにするんだよな、





『Aいつまでパリにいるの？
久しぶりにデートしてよ』



「んー。飛行機何時だっけ？」





ナチュラルにAの腰を抱いて

やらしい奴め。



純粋なマンネに悪影響だからやめてくれ。






HJ「A、俺達遊ぶ時間ないよ」



CB「そうそう。すぐ飛行機乗らなきゃ」



『それは残念。それはそうと
相変わらず綺麗だから惚れ直したよ』



「化粧してるからな。はっはっはっ」






ああもうAのバカ。



全員がたぶん、考えてる事同じ。




この能天気鈍感バカと元彼を

どう引き剥がすか。




FL「あ、あああのっ！」



「？」



FL「Aはその、す、好きな人がいるから！
諦めたほうが…いい…かと、」



『え、そうなの？』





Aも予想外すぎてビックリ顔。


ヨンボク、何言ってんだ？？？






『好きな人って誰？
俺の知ってる人？』



「んーと、」



FL「ハッ…！
ク、クリストファーです！
Aの好きな人！！！」



BC「ッ！？」






俺！？って言いそうなチャニヒョンの口を

慌てて手でおさえる。





BC「んむっ！」



SM「チャニヒョン喋んないで。
話し合わせるんだから！」小声



BC「んー！んー！」



「……お前、諦めるしかないみたいだな」



『Aに人生で2回もフラれるなんてね』



「俺がワガママなことくらいお前が1番よく知ってるだろ」



『ところで、そこの彼は
どうして口をふさがれてるの？』



SM「あ…えっと、はは、」



「スンミンは人の口をふさぐのが趣味なんだ」



『変わった趣味だね？』



BC「ぶはっ！はぁ…苦しかった」





そんなわけあるか。



Aの元彼に会ったら

絶対に俺が「諦めろ！」って言ってやるつもりだったのに。



ヨンボクが言ったね？

予想外すぎてウケる。

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