ジョンハンと夏休み。

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初日は正直、慣れない作業でクタクタだった。


あっという間に2日目の朝が来ると

牛の声が聞こえてくる。



そうだ。


俺は今、牧場にいるんだったと再確認させられる。



起きてあの子達にご飯をあげなくては。







jh「おはよう」




「わっ！？
おはよ…早いね」



jh「昨日はAが先に起きて仕事してたから
遅れないように目覚ましかけといた」







寝起きの不細工な俺を見られてしまって


激しく後悔。




ジョンハンは浮腫んだ顔も素敵だというのに。




俺はさながら、まんじゅうのようだ。









jh「うぅ〜っ！重い…！」



「俺がやるよ。
ジョンハンはエサをあげて」



jh「わかった」







牛の牧草が入る袋は重たくて



ジョンハンのように華奢で


王子様のようなスタイルには合わないみたい。




俺も運動してるわけじゃないけど


ジョンハンに頼られたいという


下心というか、そんなものが働いて


頑張って何個も牧草を運んだ。








jh「A〜ケンチャナ？
重いでしょう」




「いやいや…！だいじょぶっ
あと少しだから！」







本当はめっちゃ汗かいてる。



顔の浮腫みがとれた代わりに


今度は腕がパンパンだ。




夏休みが終わる頃には


腕だけがムキムキに発達しているのではなかろうか。

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