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深夜の練習室1 ページ4

休憩しながらAと初めて普通の話をした。



出身地の話とかダイエットの話とか。



たわいもない会話ばかりをダラダラと。



でも楽しかった。






「ソクジンさんはデビューしたらきっと
ムードメーカーになると思う」




jn「そうかな?
まぁ…、デビューできれば良いけど」





「実は僕、この前聞いてしまったんです。
スタッフさん達が会議でこう言ってました。

“この月末評価でデビュー組を決める”って」







Aはとんでもない秘密を盗み聞きしてしまったらしい。




たくさん居た練習生も減ってきて


確かに絞られてきた、とは感じてたし



皆んな「そろそろ決まるか?」と


内心勘付いてはいたはず。



それでも、いざこの時が近づいてきたと知ると


ピリッとした緊張感を感じた。






「ソクジンさんは、」




jn「ヒョンでいいよ。
タメ口きいてるくせに、名前呼ぶ時だけ何で律儀なんだ?」







笑ってぺち、とAの肩を叩くと



大袈裟に「イテ!」と足を押さえた。







jn「叩いたのはそこじゃないだろー!」



「はははっ」







Aは良いやつだし


きっと一緒にデビューしたら楽しいはず。




それにダンスも上手い。




練習生の中でもダントツ上手いホソクと


同じくらい上手いんじゃないか?







jn「Aは月末評価の練習どうなの?
俺にばっかり教えて大丈夫?」




「大丈夫、大丈夫。
ホラ、人のこと心配してないで練習!」






Aは自信があるんだな。


きっとダンスも仕上がっているんだろう。


これだけ上手いなら当然か。






「ちがーう!もう1回!」




jn「くぅ…っ!スパルタめ」




「デビューしたいんでしょ?
時間は限られてるんだから今頑張らないでどうする!」






Aは年下なのに


こういう一言にハッとさせられて


また頑張らなきゃと思い直す。




Aと一緒にチームになれたらいいな

って本気で思うよ。

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作者名:ぽん | 作成日時:2022年12月4日 19時

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