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Aの事故は
そこに居た人達に大きなショックを与えた。
それと同時に
“Aには感情が芽生えていた”
という結果が世界のトップニュースになった。
Aの感情を消すために
記憶装置を半初期化したらしいけど
結局、Aの記憶の大部分を俺が占めていて
それはきっと
俺と過ごして会話した時間が多かったからだ。
Aは俺から感情を学んで
人間の俺に興味を持ってた。
あの日
あの瞬間
落ちてくる照明に気がついたAは
自分の意思で俺を助けたって事は
Aが俺を
『助けなきゃ』と思ったから。
もう一度Aのようなロボットを作る事は
開発費用が膨大にかかるらしく、難しいらしい。
出来たとしても、きっと、何百年も先なはず。
wz「だから…こんなの間違ってたんだって。
なぁ、Aもそう思うだろ？」
Aの一部だったネジを
俺はピアノの横に置いてる。
生身の人間がやるパフォーマンスに
勝てるモノなんかないんだって。
だって
人間の感情を動かすのは
他でもない
心からの言葉と行動でしかないから。
Aの心ははきっと
半分人間だったんじゃないかな。
人間に似せた皮膚や
人間に似せた髪。
見た目は作り物だったけど
Aの心は作り物なんかじゃなかった。
世界がAを忘れても
俺はAっていう、最高のアイドルがいたってこと
忘れたりしない。
このネジがあるかぎり。
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ぽん(プロフ) - カナタさん» カナタさんありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2022年10月27日 7時) (
レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - めちゃくちゃ良かったです(´；ω；`)最後ウルっとしました(´；ω；`)素敵なお話をありがとうございます！ (2022年10月27日 0時) (レス) @page19 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2022年10月12日 21時
