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本番当日
たくさんのスタッフが慌ただしく動いてる。
メイクを終えてからイヤモニを付けたら
Aもマイクを付けて楽屋から出てきた。
ぱっ、と目が合った瞬間
何か言いたげな顔に見えたのは
俺が逆に何か言いたいからなのかな。
『A、舞台下で待機して！』
「ハイ」
『迫り上がるから周り離れてー！』
たくさんの歓声と暑いくらいの照明。
汗をかいて踊る俺と違って
Aはサラっとした顔をしてる。
俺達とAのスペシャルコラボに
歓声はより大きくなっていって
曲の終盤、花火が打ち上げられた。
wz「？」
花火に集中した目線から
意識を離すように強めに後ろへ引かれた腕。
自然と後ろを振り返ると
Aが綺麗な目に
花火じゃなくて俺を映して立っている。
「ジフン」
wz「え？」
「ジ、、」
喉の奥から無理矢理音を発音するように
Aは変な発音で俺を呼んだ。
wz「A…お前、、」
「ジフン、お、レは…、」
一瞬だったのかもしれない。
けど
すごく長く感じた瞬間。
無理矢理動かしたぎこちない顔で
Aは少しだけ笑った。
wz「何を考えてるか言ってよ」
操り人形じゃないAが
Aの言葉で話そうとしてる。
直感でそう思った。
wz「ねえ、A
うわッッ！？」
Aが言葉を振り絞るより先に
俺は強くAに押されて
身体は軽く吹き飛ばされたように
ステージの横へと転がった。
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ぽん(プロフ) - カナタさん» カナタさんありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです（ ; ; ） (2022年10月27日 7時) (
レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - めちゃくちゃ良かったです(´；ω；`)最後ウルっとしました(´；ω；`)素敵なお話をありがとうございます！ (2022年10月27日 0時) (レス) @page19 id: 6626970891 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2022年10月12日 21時
