僕等のシェアハウス (ページ5)

今日:7 hit、昨日:70 hit、合計:47,339 hit

4 ページ5

LK

新しい人が来るっていうのに

家主のチャニヒョンはスーパーに行った。

お昼を過ぎた頃

約束の時間ちょうどに鳴るチャイム。

小さなホロスコープから外を覗くと

下を向いてるのか金髪の頭のつむじが見えた。

「すみませぇーん」

LK「え！？」

「誰かいませんかぁ？
今日から入居のカン・Aでーす」

胸元まである長い髪に、白い肌。

まさかジョンイン…

ここが男しかいない事を伝えていなかったのか！？

LK「こ、こんにちは…」

「あ！こんにちは！」

にこーっと笑うと

ジョンインと同じで目がなくなる少しツリ目の猫顔。

スラッとしたモデル体型の美人。

しかもなんかチャラい…

陽キャってヤツか？

「お邪魔します」

LK「え、あ、ちょっっと待って！」

「え？もしかしてこの家
靴履いたままのアメリカンスタイルですか？」

LK「そうじゃなくって！
ここ、男ばっかりだけど大丈夫ですか？
いや…変な奴らじゃないけど、、」

「大丈夫ですよー。
男兄弟の真ん中ですから！」

そうじゃねぇ。

って喉まで出たけど飲み込んでおいた。

勝手にリビングまで行ってしまった彼女に

俺はなす術もなく。

ああ、本当にチャニヒョンのパボ。

「部屋は何処ですか？」

LK「こ、こっちです」

そうだ！

あの部屋を見たら帰るかもしれない。

一部の望みをかけて部屋を見せてみよう。

LK「この角部屋です。
小さいでしょ？それに穴も空いてて…ほら！」

「全然大丈夫です！
ここ、学校からマジで近いからラッキー」

大変だ。

気に入ってしまった…！

チャニヒョン、早く帰ってこい！！

BC「ただいまー」

LK「遅いチャニヒョン！」

BC「なに？なんか顔赤くない？」

LK「なんで確認しなかったの！？
新しい入居者、女性だよ！」

BC「えぇ！？」

「これリビングに置いていいですか？
あれ？そちらは…？」

BC「こ、こ、こんにちは…
家主のバン・チャンです」

「家主さん！
よろしくお願いしますカン・Aです」

いや、Aさん背が高いんだな。

俺とチャニヒョンよりデカい…

「あ、これ。
つまらないモノですが」

BC「あぁ、どうも…」

彼女は紙袋から

“特産！イカの塩辛”と書かれたビンを出した。

いや、チョイス渋いわ。