僕等のシェアハウス

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IN


金曜日の夜だからって

ゲームをして夜更かししてた俺とリクスヒョンに

Aヌナが「アイス食べたくない？」って言った。





FL「アイス！良いですね」



「よし。コンビニ行こー」



IN「ゲームどうしよう？」



FL「また戻ってきたらやるから
セーブだけして置いておこう」



IN「そだね！」






真っ暗な夜道を浮かれて歩く。


やけに明るい深夜のコンビニって

なんかワクワクしない？






「どれにしよっか？」



FL「うーん…バニラクッキー？
うわ、“美味しい”」





たぶん“美味しそう”って言いたかったんだろうね。



リクスヒョンはまだ食べてもいないのに

“美味しい”だなんて言ってるよ。





IN「あ！これ美味しいやつだ！」



FL「そうなの？
食べたことないや」



「あ、ラムレーズンだ」



IN「ラムレーズン好きなんですか？」



「うん。これにしよっかな〜」






俺達がアイスを選んでいたら2人組の男が入ってきて


Aヌナをチラチラ見てはコソコソ喋り始めた。




『おい、アレㅋ』


『うお！まじか』




なんか…感じ悪い奴らだな。



でも、年上っぽいし、、ちょっと怖い。


できるだけ目を合わせないようにしよ。





「2人とも決まった？」



FL「決まった！」



「ジョンイニは？」



IN「あ、お、俺は…」




『でっけぇ女』


『くくくっ！言うなって』



IN「！」



FL「ぇ…今…、」





うわ、最悪だ。


すれ違いざまに悪口を言われるなんて。




Aヌナ、絶対に傷ついたよね…？


どうしよう…






「それで？アイスどれにするの？」






Aヌナ、聞こえてないフリしてる。


ごめんねAヌナ…。




俺達が気の利いた言葉をかけてあげたり


守ってあげなくちゃいけないのに


その方法が俺達には分からないよ。。。

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