ギネス記録 ページ6
HN
バスケのシーンを撮影するから
簡単にボールを投げたりドリブルしてみて!
そんな監督の要望に俺はボールを投げた。
SM「おお、入るんじゃない?」
LK「ハナ!シュート!」
バスケットゴールに向かって飛んだボールは
見事にゴールの縁に当たって
バインッと音を立てて跳ね返った。
まぁ、俺はあんまり球技が得意じゃないから
ゴールするなんて思ってなかったけどさ
バコッ
「あ、」
HN「あっ!!」
わざわざAさんの頭に
ヒットしなくてもいいじゃん。
バタって漫画みたいに倒れたAさんは
びっくりした顔をしたまま起きない。
HN「ご、ごめんなさいっ!!」
LK「大丈夫ですか!?」
SM「ヤー、すごい音がした気がするけど?」
「うわ…」
痛いと泣くわけでもなく
笑うわけでもないから
怒らせてしまったかと思って少し焦って
Aさんを抱きかかえて体を起こしたら
ぱち、と合った目にドキッとした。
うわぁ…なんていうか…
Aさんの瞳って色素が薄くて…
「僕って……本当に運が悪いんだ…!」
HN「んぇぇ???」
「いやぁ…ここまでくると
ギネス級かもしれませんね」
LK「あの、大丈夫です?
ほらジソンちゃんと謝りなさい」
HN「あ、そうだよね?
すみませんAさん!
本当に大丈夫ですか?病院とか…」
「僕、こういうハプニングはよくあるので
全然大丈夫ですよ!」
SM「よくあるんだ」
スンミンは興味深そうにAさんを見ていて
立ち上がって仕事を再開するAさんは
よく見たらボールに当たった耳が赤くなってた。
よくあるからって
大丈夫ではないと思うけど…?
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作者名:ぽん | 作成日時:2023年11月3日 9時