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お留守番確定 ページ46

SM



俺達はAヒョンが

スキジギの1人になってから



とても助けられてきたし

仲良くなったし



Aヒョンのことが大好きになった。





宿舎でも一緒に暮らして


メンバーと同じくらい家族みたいなんだ。



いつの間にかAヒョンが俺達の生活に溶け込んで

側にいることが当たり前になってた。






BC「Aヒョンが?どうしてですか?」



IN「そんな…俺達のマネージャーでしょ?」



CB「そうですよ。
あの人は俺達の護衛もしてるじゃないですか」



FL「そんな急に…」






今朝、スケジュール前に聞かされた。



Aヒョンが


俺達の担当から外れるかもしれないって。





新しくデビューする子達の担当になるかもって言われた。





それでAヒョンは今日


俺達のスケジュールじゃなくて


新人グループの会議に出席するらしい。




会社が決めたことだから逆らえない。




Aヒョンは俺達のなのにって


いくら望んでも、それは俺達のワガママでしかなくて。




スケジュールが終わって宿舎に帰ると

Aヒョンが俺の部屋から出てきた。


小さめのリュックに荷物をまとめたみたい。





SM「出ていくの?」



「数日、様子見で向こうの宿舎に泊まります」



SM「……襲われちゃダメだからね?」



「皆んな良い子達ですから大丈夫ですよ!」



SM「そういう意味じゃないし…はぁ。」





靴を履くAヒョンの後ろ姿は

もうすっかり見慣れた背中で



これが他の誰かのモノになるなんて

俺は耐えられないかもしれない。





「っ!なに、?」


SM「お別れのキス」


「なっ///」





Aヒョンが襲われないように

キスマつけといた。


うん。

初めてにしては上手くついたと思う。





「まだ確定じゃありませんし…」



SM「確定したら抗議運動してやる」



「なんでそんな怖いこと言うんですかㅎㅎ」



SM「だってAヒョンは俺のじゃん」



LK「“俺達の”だ。
Aヒョンの邪魔しちゃダメだろ」


SM「うぅ…っ」



「もう時間なので行きますね」



SM「うん…」





リノヒョンと2人でAヒョンを見送って

ふと思い出した、初めて会った日のこと。




起床ミッションかと思ってダラダラしてた俺を

真っ青な顔して急かすAヒョン。





あの時は

こんなに好きになるなんて思わなかったのにな。

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作者名:ぽん | 作成日時:2023年11月3日 9時

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