特別 ページ40
IN
スンミニヒョンが朝からテンション高くて
理由は部屋にAヒョンが来てくれたからだって
すぐ分かる。
分かりやすい人だなあスンミニヒョンは。
「あれ?あれれ?」
IN「どしたのヒョン」
「リップを探してるんですけど…
あ!あった!」
リップのフタをあけたら
フタの方に折れたリップが挟まってて
使い物にならなくなってる。
なんでそんな事になったのㅋㅋㅋ
IN「やっぱりヒョンはヒョンですね〜」
「そんなあㅠㅠ
これ、お気に入りだったのにぃ…」
IN「俺のリップ使います?」
「え!?
でも汚れちゃうよ」
そんな自分を汚いみたいな言い方。
上着のポケットにリップがあったはず。
スッピンで撮影する時にも
少し血色感が出るように
ほんのり赤い色がついた薬用リップ。
IN「大丈夫。
ヒョン、動かないで?」
Aヒョンのあごを支えて
リップを唇に滑らせるけど
本当に乾燥してるみたいで
みるからにガサガサだよ、、
栄養足りてないんじゃないの?
ちゃんと食べてるのかな…Aヒョン。
IN「多めに塗るよ?
乾燥ひどいから」
「んっ、」
ねぇ、、これってキス顔なのかな。
目閉じてないけどさ、
雰囲気に緊張しちゃうんだけど。
大人しく塗られてるの可愛いし。
IN「鏡みて?」
「わ、口紅だったんですか!?」
IN「こういう薬用リップなんだよ。
Aヒョン赤い唇似合うね」
「初めて化粧した気分です…///
で、でも、なんだか元気そうに見えるっ!」
IN「そうでしょ?」
血色感が出たことに喜んだAヒョンだけど
その日皆んなに唇が赤くて可愛いって言われて
照れてるのを見たら
乾燥した色味のない唇に色をつけるのは
俺だけがいいな、なぁーんて思ったり。
IN「Aヒョン来て。
リップは何回も塗り直さないと」
「ありがとアイエン君」
IN「あと、そろそろ本名で呼んでほしい」
「わかったよジョンイン君ㅎㅎ」
IN「はやく唇閉じて」
俺を年下として扱うその態度に
最初は少し不満だったけどね。
でも逆にそうするのはマンネの俺にだけだと思ったら
それはそれで俺は特別扱いされてるんじゃない?
って思えてきたんだよね。
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作者名:ぽん | 作成日時:2023年11月3日 9時