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お互い難しい ページ39

SM


最近Aヒョンが部屋に来てくれない。


一時期は毎晩隣にいた事を思い出すとさ

Aヒョンが恋しい。


側にいるって言って甘やかしてくれた

あの朝を忘れられないのは俺だけなんだ。

そう思うと少し胸がチクチクする。



とはいえ

また2人になって話すのは至難の業でしょ?


だからヒョンに

「着替え手伝って」って頼んだ。

こうすれば試着室で2人になれるじゃん?




「まずはこのシャツを中に着て、」


SM「最近俺の部屋来てくれないよね」


「え?あ…いや…
忙しくて会社で寝たり車で寝たりしてて…」


SM「この前の休みはリノヒョンの部屋に泊まってたしさ?」



“リノヒョンの部屋”って言ったら

耳がすぐに赤くなった。


ムカつくんだけど…?

なにを考えてるの、Aヒョン。




「ベルトつけるね」


SM「あに、ヒョン。
俺が話してるじゃん」


「衣装に着替えないと、、」


SM「まだ分かんない?2人きりになりたいから
ワザとAヒョンに着替え頼んだの」


「え!?あ……な、悩みとか後で聞くから
今は着替えましょう…」


SM「べつにこのくらい自分で着れるし」


「!」


SM「今晩は絶対に俺の部屋。
リビングのソファも車中泊もダメ。
他のメンバーの部屋なんてあり得ないからね?わかった?」


「わ、わかりましたっ」



さっきまで俺の腰に手を回して

ベルトをつけてくれてたから

すごくヒョンとの距離が近くてドキドキしてたのに

Aヒョンはパッて手を離して

俺の着替えを待ってる。



SM「手伝うために入ってきたのに
着替え終わるの待ってるの?」


「え、だってスンミン君
このくらい自分で着れるって…」


SM「シャツのボタンしめて」


「ん…むずかしいな、」



たぶんヒョンが言う意味は

俺の扱いが難しいって事なんだと思う。


当たり前だよ。

ワザと困らせて振り回したいんだもん。



「……綺麗」


SM「え?」


「あ、ご、ごめんなさいっ!
あの、変な意味じゃなくて…っ
スンミン君の傷ひとつない肌が綺麗で、」



あ、顔が真っ赤になった。

そういう態度が俺を振り回すから

だから俺がヒョンに意地悪な態度しちゃっても

それはある意味で復讐なんだよ、わかる?



SM「変態」


「っ!
ちが、っ、ごめん、なさぃ…っ」


SM「冗談だよ。着替えありがと」




俺を不快にさせたと勘違いして涙目になって謝るから

慌てて抱きしめた。


はぁ…。

Aヒョンの扱いは難しいよ。

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作者名:ぽん | 作成日時:2023年11月3日 9時

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