俺らの新人マネージャー! (ページ36)

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朝ページ36

僕以外にもスキジギは居るから

僕は休みの日でも

メンバー達は仕事だったりする。

昨日はリノ君の部屋で寝たんだけど

リノ君が着替える物音で目が覚めた。

いつの間に起きたんだろう？

「んん…っ、、もう行くんですか…？」

LK「うん。
Aヒョン今日休みでしょ？」

まだ目が開かなくて

リノ君のシルエットがぼんやり見える。

普段カメラやステージで話す時は

ふざけたりするから口調も強かったり

急に大声だしたりしてるリノ君だけど

今こうして話すリノ君はすごく優しくて。

宿舎ではすごく柔らかく話す気がするな。

LK「もう少し寝てなよヒョン」

「ぅん…」

最近ちゃんと寝てなくて疲れてたから

お言葉に甘えて

もう少し部屋を使わせてもらおう。

僕は寝袋を持ってきているのに

何故か皆んな一緒のベッドで寝て！って言う。

だから昨晩もリノ君と寝たけど

やんわり抱きしめてくれてたから

ポカポカあったかくてよく眠れた。

「もう行くんですか？」

LK「うん」

黒いブランドのカバンをかけて

リノ君は少しだけ髪を手で整えてから

僕のほうを振り返った。

寝起きで恥ずかしいから

パジャマの袖で顔を隠して

もう片方の手でリノ君に手を振る。

「いってらっしゃい」

LK「良い子で待っててねAヒョン。
お留守番よろしくㅎㅎ」

「！」

頭をナデナデして笑うリノ君は

僕が反論する前に部屋を出てしまった。

「僕は猫じゃないのに…」

良い子でお留守番って。

……いやいや、なに喜んでるの僕。