イタチごっこ ページ32
チャニ君は何か言おうとしてたみたいで
すこし申し訳ないけど。
今日はヒョンジン君といるって約束しちゃったし。
HJ「ヒョンこのパン持ってて」
「はい。あ、え、、？」
ヒョンジン君の分厚い唇が
僕の手からパンをかじって
目をぎゅっと瞑って食べる表情と
口元についた砂糖を指で払う仕草まで
全部が可愛い。
何をしてもイケメンはイケメンなんだって
なんだか感動しちゃった。
「まだ付いてますよㅎㅎ」
HJ「ん。ヒョンが拭いて」
IN「子供のフリはやめろー」
LK「エアフライヤーに入れるぞー」
HN「独占禁止ー」
HJ「うるさいっ！
俺とヒョンの邪魔をするなっ」
ぎゅうって僕の腕に抱きついてきて
ヒョンジン君からなんだか良い匂いまでする。
HJ「ヒョンは俺のなんだから」
ヒョンジン君が懐いてくれたのは嬉しいけど
同性といえどこれだけ綺麗な人に
こうも近くに来られると…
ドキドキしちゃうんだよ…っ
HJ「Aヒョン？」
「も、も、もう僕のことなんか、
ほっといてくださいいい〜〜！！」
IN「あ、逃げたㅋㅋㅋ」
HJ「あ！？
待ってよAヒョン〜！」
真っ赤になって
体まで熱くなっちゃうのが恥ずかしくて
廊下まで逃げてきちゃった。
「わっ！？」
FL「ん！？」
自販機の前でジュースを飲んでた
フィリックス君の背中に
思い切り体当たりしてしまって
ジュースがピシャッて床にこぼれた。
あああ本当に自分が嫌だもう…ㅜㅜ
「ごごごごめんなさいっ！」
FL「いや、ヒョンの方が大丈夫？
顔が真っ赤だけど…」
HJ「Aヒョーン！
あれ？どこ行ったんだろう？」
FL「あー。そういうこと？」
「っ！！」
不意に体を引っ張られて
自販機の後ろに隠されたから
何でだろ？と思って前を見たら
これは、、壁ドンってやつでは……
こんなの日本のアニメでしか見たことないし
自分が体験すると思わなかったよ。
ねぇ、近いよ、、
綺麗な顔が、すぐそこだよ、、
「うぅ、フィリックス君、////」
FL「しっ。
ヒョンジナから隠れてるんでしょ？」
「ぃや、あの、ちが、くて…///」
FL「ん？
あ……ち、近づきすぎましたね？」
至近距離で目が合って
笑うフィリックス君は
ほんわかチークを塗ったみたいに
そばかすの頬が赤くなってく。
2人で照れちゃって、
何やってるんだろ？僕たち？
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作者名：ぽん
| 作成日時：2023年11月3日 9時
