俺らの新人マネージャー! (ページ25)

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順番待ちの猫ページ25

LK

Aさんは素手でナイフを握ってしまって

俺達は皆んなすごく心配してる。

やっとスキジギから連絡がきて

当然ウチの宿舎に帰ってくると思ってたのに

『スンミナのサセンは警察に捕まったから
もうAは宿舎に来ないよ』

って言われてしまった。

どうやらここに来たのは

スンミンを身近で守るためだったらしい。

SM「はぁ…」

あれからスンミンはため息が多い。

きっと自分のサセンにやられたから

責任感じてるんだろうな。

それに、

Aさんの飼い犬か？ってくらい懐いてたし。

俺は俺で

この宿舎にAさんが戻ってきて欲しくて

スキジギにまだ怖がっているフリをした。

LK「いっそこのまま宿舎に住んでもらったほうが
今後のために良いと思うんです」

こうやってあれこれ理由を考えるのは

割と得意だと思ってる。

事務所にそう言ったら

あっさりOKが出たんだ。

それでAさんは

日替わりで宿舎を行き来して

寝泊まりする事になった。

IN「おかえりなさいAさん！」

FL「うわぁ、痛そうだ」

「大丈夫ですよ。
痛み止めも貰いましたから」

SM「……」

LK「スンミナ、」

「スンミン君、僕の名前呼んでくれてありがとう。
僕ってドジでしょ？
だから呼んでくれなかったら
背中をやられてたかもしれないね」

手に包帯ぐるぐる巻きのAさんが

そう言って優しくスンミンの頭を撫でるから

スンミンが見たことないくらい大きな涙を

漫画みたいにボタボタ床に垂らした。

「わ、泣かないで？ね？」

SM「うぅ〜〜〜っ」

LK「ほらほら、ティッシュ」

FL「Aさんが戻ってきてくれたんだし
サセンも捕まったんだから！」

IN「そうそう！
もう解決したんだよヒョン」

SM「ぐすっ…、
今日はAヒョンと同じベッドで寝る…」

「分かったよㅎㅎ
一緒に寝ようね、スンミン君」

戻ってきたから、今度は俺の部屋はどう？って

誘ってみるつもりだったんだけどな。

俺の部屋に泊まってもらうのは

もう少し先かもしれないや。