俺らの新人マネージャー! (ページ24)

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IN

HN「またねステイ〜」

IN「ばいば〜い」

LK「うぅ、寒いな」

ステイ達にバイバイして

車に乗りこもうとした瞬間

キキーッてブレーキ音がして

大型のワゴン車がこっちに突っ込んでくるのが見えた。

スタッフ達やステイ達が

“危ない！” “逃げて！”って叫んで

こっちに来る車がやけにスローモーションに見える。

ーー逃げなきゃ。

俺の隣にいたスンミニヒョンも

先に車に乗ったリノヒョンも

同じ事を思ってるはずなのに

なんで足が動かないんだろう、、

「うりゃぁあああぁぁああ！！」

Aさんの聞いたことない声と共に

さっきまで俺達が使ってた

ステージ用の大きなスピーカーが吹っ飛んでくる。

IN「ま…まぢ？」

ワゴン車はスピーカーに当たって横に軌道がズレて

ガシャーンと音を立てながら横転した。

『どうして邪魔するの！』

助かったって安心した瞬間

人混みの中から髪の長い女の人が

金切り声をあげて

まだ車に気を取られてる

Aさんの後ろに向かって走っていく。

SM「Aヒョン！！！」

IN「スンミニヒョンだめ！
刺激しないで！」

「くっ、」

『スンミナ…？私が好きなのよね？
コイツが邪魔するから、だから会えないのよね？』

Aさんは素手でナイフを握って受け止めて

流れだす赤い血。

SM「俺が目的なのに、、
Aヒョン…っ！」

IN「落ち着いてスンミニヒョン！」

スンミニヒョンが

今にもAさんのところに走っていきそうで

慌ててヒョンの服を掴んだ。

『早く車に乗って！』

SM「やだ、やだ、Aヒョンっ！」

LK「危ないから車に乗ってスンミナ！」

やだ、と子供みたいに泣くスンミニヒョンを

リノヒョンと一緒に車に押し込んで

危ないから避難するって言って

スキジギはAさんを残したまま

俺達を乗せて車を走らせた。