俺らの新人マネージャー! (ページ18)

今日:73 hit、昨日:120 hit、合計:152,986 hit

守る人2 ページ18

『しばらく宿舎に泊まってくれないか？』

会社の人に呼び出されたから

てっきりドジをしすぎてクビになったかと思った。

顔を怪我したのだって

正直ただの僕のミスだし…。

「僕がですか？」

『この前もチャニが襲われただろ？
最近どうも怪しい動きをしている奴がいてな』

「怪しい動き？」

『どうやらスンミンのサセンのようだ。
しばらくスンミンにくっ付いていてくれ』

「分かりました」

そうして僕は

指示された通りに上の宿舎に行く事になった。

小脇に枕を抱えて

必要な物だけ持ってパスワードを押す。

IN「ん？Aさん？」

「こんばんわ！アイエン君！」

うわあ！

部屋着でマグカップ持ってるアイエン君…

めちゃくちゃ可愛いっ！

この前は大人っぽい態度にドキドキしたけど

やっぱりまだ赤ちゃんみたい。

「スンミンさんは？」

IN「スンミニヒョン？部屋かな？」

アイエン君が指差した部屋をノックすると

切れ長の目を見開いて

ついでに口もぽかんと開けたスンミンさん。

SM「なんですか？」

「しばらく泊めてもらおうかと」

SM「この宿舎に？」

「というかスンミンさんの部屋に」

SM「んぇ？なんで俺の部屋？」

上の人からは

スンミンさんが怖がるかもしれないから

サセンの事は言わないでと言われてる。

だから上手く嘘をつかなきゃいけないけど…

IN「スンミニヒョンの部屋が1番綺麗だから！」

「え？」

IN「そうでしょ！？」

「そ、そうです！
上の人からスンミンさんは綺麗好きだから
泊らせてもらえって！」

SM「あー。そゆこと？」

あああマジで天使だアイエン君！

助かったよぉㅠㅠ

SM「ところで…
枕だけ持ってきたんですか？」

「寝袋を持ってきました。
あとこの荷物も置かせてください」

SM「いいですけど…俺もう寝ますね。
明日もスケジュールがあるので」

「どうぞ僕におかまいなく」

〜♪〜♪

もう日付を超えているのに

鳴り響くスンミンさんの携帯。

見てみると画面に番号が表示されてる。

という事は登録されていない番号か…

SM「んん…、
いい加減にしろよ、ったく」

携帯の通話を拒否したスンミンさんは

布団をかぶって寝てしまった。

スンミンさんを起こさないように

そっと窓の外を確認してみる。

「やっぱりね」

外には携帯を耳にあてながら

こっちを見上げている茶髪の女の人がいた。

あれがスンミンさんのサセンか…。