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差し入れです ページ12

BC



少しだけ電話してくるって言って

チャンビンは5分で作業室に戻ってきた。





BC「あれ?もう電話終わったの?」


CB「ええ。
ヒョン、さっき言ってたフックのとこだけど」






完成まであと少し。


この調子なら今日中に曲が仕上がりそう!






「あの、お疲れ様です」





そーっとドアを開けたAさんに

一緒にいたスキジギが驚いて


「今日は出勤日じゃないだろ?」と言うから


少し動揺した。






「まだ作業してると聞いて…これ」






飲み物の差し入れを

わざわざ休みの日に?






BC「うわ!ありがとうございます!」



CB「Aさん、嘘つきましたね」



「え?」



CB「さっきまだ家にいるって言ったのに。
差し入れ買ってここに来るまで早すぎる」






チラッと壁にかけてある時計を見てから


チャンビンは気まずいような


少し怒ったような



よく分からない表情をしながら癖毛を指で整えてる。







「チャンビンさんは名探偵ですか?ㅎㅎ」


CB「俺がもっと申し訳なくなるじゃないですか」


「いや、、僕は…、」







なんの話なんだろう?



2人だけで話さないでほしいんだけど。





すごく気になるから。






「僕はただ自分がカフェに行ってて
まだ仕事しているみたいだったので…
ついでに差し入れを買っただけです」



CB「あー…そうですか?」






ふにゃ、と苦笑いしたAさんに


チャンビンはイラついたみたいだった。




いや、違う。




チャンビンは自分にイラついてるんだ。



事情はよく分からないけど。






BC「Aさんも作曲見ていきます?」



「え!?でも僕はお邪魔では…?」



BC「いえ!
ほら、ここに座って!」





Aさんは嬉しそうに座った。



ズボンと靴の間から見えた足首に

花のタトゥーが彫ってあるのが少し意外だった。



あんな可愛くて優しい顔をしてタトゥー?


体の他の部分にもあるのか見てみたい。




「ん?」



BC「あ、いえ。なんでも…」




変なこと考えるな。

曲に集中しなくちゃ、

カムバ準備→←いいマネージャー



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作者名:ぽん | 作成日時:2023年11月3日 9時

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