最終話 ページ43
ホソクはとても優しい人だ。
俺と一緒に歩く時は必ず右側を歩いてくれる。
左耳しか聞こえない俺にとって
右側からくる車や自転車の音に気が付かないから。
hs「A〜
論文頑張ったからご褒美」
外では確かに俺を守ってくれる王子様だけど
家では甘えてくることも多い。
それも可愛いんだけど。
「よしよし。お疲れ様」
hs「それだけ?
彼氏がこんなに頑張ったのに?」
「じゃあどうして欲しいの。
言ってみな」
hs「…Aのそういうトコさぁ…
ズルいよね」
「ん?」
たぶんホソクはヌナがいるから
甘え上手なんだと思う。
俺はジョングクを甘やかしてきたから
ホソクを甘やかす事も楽しかったりして。
「頭撫でるだけじゃ満足しないのか?
俺の彼氏は」
ホソクの膝の上に乗って首に腕を回す。
ホソクと付き合って初めて知った。
俺は意外に好きな人には積極的になれること。
hs「A今、俺のスイッチ押したね」
「論文書きすぎて疲れたでしょ?
無理しないで寝なよ」
hs「いやいや。
ここでやらないなんて生殺しだよA。
もうそういう気分なんだって」
「えー」
とか言いながら俺がしたかっただけ。
えーとか言いながら
大人しく手を引かれて寝室に行く俺に
今からきっとホソクは
左耳にわざと甘い言葉を吐くんだろう。
fin
386人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽん(プロフ) - はんぺんさん» 前の作品から読んでくださりありがとうございます…!!!!!!! (2022年12月28日 22時) (レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん - わわ、やっぱり何度読み返しても名作でしかなて目からマリアナ海流です泣泣ほんとに最高すぎます...(TT)昔の作品も何度も読ましていただいてたので今回の作品も素敵すぎて日本語無くしますww (2022年12月28日 21時) (レス) @page44 id: d8014ebbb9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - はんぺんさん» なんとか完結しました〜!最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)! (2022年12月3日 14時) (レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん - ぽんさん完結おめでとうございます!泣泣本当に毎回文体が綺麗で、話が本当に読みやすくて大好きです! (2022年12月2日 22時) (レス) @page44 id: 3258655d78 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 萩焼さん» 読んでいただき、ありがとうございました! (2022年12月1日 21時) (レス) id: 7d81ba138f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽん | 作成日時:2022年10月27日 20時