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初めて行く大学はちょっとだけ怖い。
俺みたいな陰キャが行く場所じゃない。
ホソクに待っててって言われた場所で
暇だから通り過ぎる人達を人間観察。
皆んな自立してて
夢とかあるんだろうな。
なんか、キラキラして見える。
俺なんか…
ヒョンの紹介で働かせてもらってるだけの
何もできてないヤツだし
ここに居るのが恥ずかしい…。
待ち合わせ時間は12時半で
ホソクの授業が終わるのを待ってる。
大学の中にあるカフェでランチする約束。
「もう12時半…だけど？」
ホソクはまだ来る気配はなさそう。
もう少し待つか。
nj「あ、もしかして…Aさん？
ホソクのバイト先の」
「え？そう、、ですけど」
インディゴブルーのオシャレな羽織を着た
背の高いイケメン。
俺の記憶のどこを探しても
こんな知り合いは居ないはず…？
nj「アイツが言ってた特徴に似てたから
もしかして！と思って。
すみません、いきなり話しかけてしまって」
「はは、」
上から降ってくるような彼の言葉は
なんだかやけに早口でラップみたいで
あんまり聞き取れなかったから
愛想笑いしておく。
俺がよくやる誤魔化し方だ。
nj「ホソクの授業はまだみたいですね」
「え？あ、すみません。
もう一度言っていただけますか？」
nj「ホソク、まだみたいですね。
もしかして…外国人ですか？」
「い、いえ…韓国人です、けど…
片耳が聞こえなくて、その、、」
nj「ああ、なるほど。
あ、来たみたいです。俺は行きますね！
また！」
「え？あ…、」
名前も聞いてないし
誰なんだ、あの人。
てか初対面で初めて耳のこと言えたかも。
こういうキッカケがあれば
簡単に伝えられるのかもしれないな。
hs「ごめん遅れて！お待たせぇ〜」
ひゃーっ！て高い声だしながら
走ってきたホソクの声に振り返る。
授業のノートを脇に抱えて
スニーカーで走ってくるホソクは
めちゃくちゃ大学生って感じで
なんでか分かんないけど
心がときめく音がした。
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ぽん(プロフ) - はんぺんさん» 前の作品から読んでくださりありがとうございます…！！！！！！！ (2022年12月28日 22時) (
レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん - わわ、やっぱり何度読み返しても名作でしかなて目からマリアナ海流です泣泣ほんとに最高すぎます...（TT)昔の作品も何度も読ましていただいてたので今回の作品も素敵すぎて日本語無くしますww (2022年12月28日 21時) (レス) @page44 id: d8014ebbb9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - はんぺんさん» なんとか完結しました〜！最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)！ (2022年12月3日 14時) (レス) id: 029c3dcc20 (このIDを非表示/違反報告)
はんぺん - ぽんさん完結おめでとうございます！泣泣本当に毎回文体が綺麗で、話が本当に読みやすくて大好きです！ (2022年12月2日 22時) (レス) @page44 id: 3258655d78 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 萩焼さん» 読んでいただき、ありがとうございました！ (2022年12月1日 21時) (レス) id: 7d81ba138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2022年10月27日 20時
