いつだって、俺は。【センラ】 (ページ7)

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それから朝を迎え、坂田も元通りになったところで俺たち3人は今センラの家の前にいる。
理由はもちろん、センラからの連絡が一向に来ないので、直接行こうということになったからだ。

あれから俺は何もせずにホテルへ戻った。
手を貸そうかとも悩んだけどさすがにあの場にいきなり出て言ったら不審者として俺が通報されるかもしれない。

なんだか後ろめたくて、まーしぃにもこのことは言っていない。
あの女の人がセンラの好きな人だと確証が無い状態でぺらぺらと言いふらすのはその女の人にも失礼だ。

ピンポン、とインターホンを鳴らす。
予想はしていたが、案の定反応はない。
3人で顔を見合わせ眉をひそめる。
もう一度鳴らしてみるか、とインターホンに手を伸ばすよりも先に、坂田がドアノブに手をかける。

｢あれ、鍵空いてるやん！｣

俺とまーしぃが止めようとした時にはすでに遅く、ガチャリと音を立てて扉が開く。
そして最初に目に入ったのは、センラ____ではなく、見知らぬ女性。

坂田とまーしぃは目を丸くしてその場に立ち尽くすが、俺は2人とは違う理由で立ち尽くす。

きっと、この人がセンラを介抱してあげた人で、同時にAさんなんだろう、と。

心のどこかで、俺はそう確信していた。

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