検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:15,726 hit

13 ページ13

.



どうも皆さん、また会いましたね、坂田です。


そして、今俺の隣で会話をしているのがセンラと両片想いの子、Aさん。

なぜ一緒にいるかと言うと、マンションの廊下でばったり出くわした上、行先も同じとなればもうこれは事情聴取しかないんじゃないか、と。

さすがにセンラをからかいすぎて買い出し行くことになったなんて言えなくて、じゃんけんで負けた、とか口走ってもうたけど。



センラのことも聞きたいし、と言えばなんで、とでも言いたそうに目を丸くするAさん。
これは、もしかして、もしかしてだけど。


「え、だってAさんセンラのこと好きなんやろ?」




「………は、い?」



まさか、この子は自分がセンラに対して恋心を上手く隠せてると思ってるのだろうか。
あんなに幸せそうな笑顔をして、楽しそうに話しているのに。
隠せてるといえば、本人くらいだけだろう。



似た者同士やな、なんて考えながら笑いが抑えきれず、思わず笑ってしまう。



俺がその事について触れればやっぱりバレてないと思っていたのか、分かりやすく動揺するAさん。



「バレバレ、だったんですか〜……」


「それはもう好き好きオーラがぶわぶわと。……まあ、それだけやないねんけど……」


「え?今なんて……」



彼女の問いにに、と笑いかけて誤魔化す。
センラから聞いたから、センラもAさんのこと好きなんやで?なんて、口が裂けても俺から言うべきことじゃない。



その言葉は、本人が言わないと意味が無い。



青春やなあ、なんて思いながら、戸惑った顔をしているAさんをコンビニの中へと促した。



.

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
240人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , センラ
関連タグ:すとぷり , KnightA , irxs , 騎士A , utit , いれいす
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:史緒 | 作成日時:2018年9月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。