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メイクしてもらってる健ちゃんと、メイクしてるAちゃんをなんとなく見てた。





『はい!健二郎さんの完成〜!今日もカッコいいです!』







『ありがとさん!今日もイケメンやなぁ俺』







はいはい。
このやりとり毎回じゃね?(笑)。


俺のこと、いつ呼んでくれんのかなぁって
わざと知らんぷり






『臣ちゃん、はよせなー』






もー!
健ちゃん!
臣さーんって呼ばれるの待ってたのにっ!
バカ!






『あー、うん。Aちゃんよろしく』






仕方なく、健ちゃんが座ってた椅子に座った。






あれ?
始めないの?
鏡越しに見ると、挙動不審だし(笑)






『何やってんの(笑)ほら、早く』







ぎこちなく近付いてきて、無表情






口を真一文字に結んで





『は、はい。臣さん完成です』






『ん。ありがと。俺もカッコよく出来た?(笑)』





『へっ?』






いやいや
へっ?
じゃなくて


俺にも言ってよ
「カッコいい」
って…





『お、臣さんはいつもカッコいいです』





『そ?健ちゃんにはカッコいいですっつってたのに俺には言ってくんねぇから心配したわ(笑)』





『お、臣さんはメイクしなくてもイケてます』





あらら?
真っ赤な顔しちゃって
ちょっとからかっちゃおうかなって、俺のS心に火がつきかけたのに




『お前それどういう意味やねん!(笑)』





くっそー
山下健二郎。
すっげぇ邪魔!

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作者名:花梨 | 作成日時:2018年1月20日 11時

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