Snow Drop (ページ4)

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『はぁーーーーっ』

Aちゃんため息デカすぎ(笑)

『なぁ、何のため息なん？しかも何回目やねん(笑)』

そして健ちゃんの普通のツッコミ

『えっ？さぁ？何回目でしたっけねー』

『回数なんかどうでもええわ！何のため息やねんって聞いてんねん！』

なんかあそこだけほのぼのしてんなぁー
混ざりてぇ

『……………………べつに』

『可愛い気ないやっちゃな！』

『はいはい……』

完璧な塩対応のAちゃんが健ちゃんを適当に流していると、控え室のドアが軽快にノックされた。

『はい』

Aちゃんがドアを開けると、俺の彼女の奈緒が立ってた。

『臣いる？』

耳からイヤホンを外して奈緒を見た。

『今日私もここで撮影だったの。臣もここだって言ってたから、顔見たくて来ちゃった(笑)』

『そっか…』

スッと手を伸ばすと、奈緒がツツーと近付いてきて、俺の膝の上に座った。

『け、健二郎さん、私達…』

『あぁ、そやな。Aジュース買うたろ。おいで』

変に気を利かせたつもりのAちゃんと健ちゃんが控え室を出ていった。

なんか行動が可愛すぎて笑える。