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『お疲れ様でしたー』





スタッフさんやいろんな人の声が飛び交う中、健ちゃんとじゃれあいながら移動車へ





『Aちゃん、事務所戻る?』





マネージャーに聞かれて元気よく返事してるAちゃん

大きなボックスを肩から下げてヨロヨロしてる(笑)





『そっか。この二人送った後でいい?』






『あ……大丈夫です。電車で……』






そんなん持って電車乗ったら迷惑極まりないでしょ。






『そんな重たいの担いで電車なんて無理でしょ?(笑)乗ってきな』






ひょいっと肩からボックスを取って、Aちゃんの小さな背中に手を添えた。








『えっ?あっ!でも……』





両足踏ん張って頑張ってんだけどね
とりあえず無視(笑)






引ったくったボックスを健ちゃんの隣に置いて、俺の隣に座らせる。







『二人とも自宅でいい?』







マネージャーさんの問いかけに「うん」と答えてたら「やっぱり俺も事務所行くわ」って健ちゃんが裏切った。







『あれ?健ちゃん事務所戻んの?』








『おん。ちょっとジム行くわ』








『じゃあ俺もジム行こっかなぁ』







俺だけ先に降りるのヤだし。


今日のミッション
【Aちゃんと仲良くなろう】
クリアしてないし…






『じゃあ皆 事務所だね』







マネージャーがそう言ってエンジンをかけて車はスムーズに進む。






Aちゃんが健ちゃんを振り返って笑ってる。



俺も仲間に入れてよ




の意味を込めてAちゃんの横顔を見てた。




Aちゃんが前に向き直る時、目が合ったんだけど、すっげぇ変な顔してて……
急にあたふたして……





やっぱり可愛いなぁ






隣から香ってくる、香水とは違う甘い香り
イヤホンをさして窓の外を見た。







なんかすっげぇ見られてる(笑)







事務所に戻ってからエリーと戯れたり
相方と岩ちゃんに絡まれてるAちゃん見て笑ったり



やっぱ俺もあの中に紛れたい。

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作者名:花梨 | 作成日時:2018年1月20日 11時

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