黄金の昼下がりに4 ページ14
「カルヴァンは私が幼い頃に見つけてきて雇って、それからずっと一緒だからそういう気安さもあるかもね」
「見つけて……？」
「Aはね、拾い癖があるんですよ」
またもカルヴァンが口を挟んでくる。
「これだと思った人をすーぐ引っ張ってきちゃうんです。屋敷で雇われてる半分はAが捕まえてきたって言っても過言じゃないくらい」
「雇い主を人さらいみたいに言うんじゃないよ」
「もちろん合意の上ですよ、でも人を確保して後からポストを用意するって珍しくなかったでしょう。アガタさんがそうだし、僕らもそうだし、ベンは……一応正式に庭師を募集して雇ったからちょっと例外かな？」
オレンジのへたを端に寄せながらカルヴァンが指折り数える。
「……アガタさんって、最初からAのお付きとしてここに来たんじゃないんですか？」
「違うよ。私がどうしても欲しいって思ったのが先。と言っても私がアガタに一目惚れしたのはもう二十年近くも前の話だし、最初からって言っても差し支えはないけど」
ひとめぼれ、と繰り返すのでちなみに君のとこのリーダーで二度目、と応える。
人生でそう何度もないような、心を奪われて視界に極彩色が飛び散るような、衝撃的で鮮やかすぎる出会い。一度目が彼女だった。
懐かしいな、と目を細めると、鬱が図鑑に乗せたままの拳をぎゅっと握る。
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ペルシア(プロフ) - 可愛いgrちゃんが大好きです！！更新お待ちしてます！！ (3月19日 21時) (
レス) @page27 id: c35f13a9da (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きああああああ (1月13日 18時) (レス) @page27 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - この暖かくて優しくて、愛おしい笑顔で溢れた世界に出会えて良かったです! 主人が皆を愛しているのが伝わる、微笑ましい言葉が大好きです。出会った直後の新参者ですが、次回の更新を心待ちにしています。 (10月7日 6時) (レス) id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
れう(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します……！このお話が本当に大好きで、ずっとお待ちしておりました！！！更新本当に嬉しいです、ご負担にならない程度に頑張って下さい！応援しています！ (7月10日 16時) (レス) id: c2fdbc83c8 (このIDを非表示/違反報告)
鵜久森ミステリホラー執筆中(プロフ) - 更新ありがとうございます！前々から大好きでずっと読んでます。お体には気をつけられてくださいね！！ (7月1日 8時) (レス) @page22 id: 3371b422c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吉野あまみず | 作成日時：2020年1月20日 13時
