あの、私も相方なんですけど…？【snr】【utit】

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志麻side





玄関でうずくまっていたひぃに駆け寄る。



志麻「ひぃ！大丈夫か？！何があったんや…！」

『しまに、ぃ、せんら」



呼ばれたことに反応したのか、ピクッとしてから顔を上げる。


『……』


その顔は、クマが酷く、泣き腫らしたような目をしていた。



うらた「ッ…一回中、はいろっか」



うらたさんの声で現実に引き戻され、ひぃを家に入れるため抱き上げた。


触れたひぃの体は外の気温で死んだように冷え切って、冷たかった



坂田「脈拍も安定しとるし、凍傷も…ないみたいやな、よかった」


ソファーに下ろして座らせると、坂田が軽く体の状態をみていた。知識を持っている坂田がいて良かったと心から思った。



センラ「いつから、あそこにいたん…？」

『わか、なぃ」



細くいつもではあり得ないほどの弱々しい声が返ってくる。


志麻「ほら、おいで」



横に座っていつものように腕を広げるも、ひぃとはうつむいたまま動かない。仕方ないから、恐ろしく軽いひぃとを抱き上げて膝の上に座らせて抱きしめて背中をさすった。


志麻「何があったん？俺に話してみ？」


すっかり冷たくなってしまった頬に手を添える。


ひぃは俺の妹みたいなもんやから。隠し事なんてしたくないし、されたくない。


するとひぃとはボロボロと涙をこぼし始めた。


『す、とぉ…かぁ、』


　志麻「…っえ」



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