足りないのは素直さ【月島蛍】

●月島side ページ8

あの後、Aを部室に連れてきた。


日向｢おー、A！｣
｢えへへ、日向ー｣
影山｢宮下はいいのか？｣
｢うん。｣



宮下はAにとって、何……？



山口｢宮下？｣
｢うん、隣の席の数学できる人
朝やろうとしてわからなくてさぁ……｣
月島｢は？Aが？｣
｢うん……どーゆー意味だこら｣


蛍が窓の外を見る


山口｢A、数学なんて知るかって感じだからびっくりしてるんだと思うよ｣



｢がんばらないとヤバイから……｣
影山｢何点だったんだ？｣
｢よ、｣
日向｢よ？｣
｢４点……です｣


｢｢｢｢はぁぁぁぁぁぁぁあ！？｣｣｣｣


月島｢なにをどうしたらそんな点とるわけ！？｣
｢が、がんばりましたぁぁぁ！！｣



本当ありえない



てか、馬鹿すぎ




月島｢で、どこが分からないの？｣
｢えっと……｣



ここが分からないって言ったA



月島｢ここはね、｣




熱心に聞いてる顔とか、髪の毛が邪魔なのか耳にかける仕草とか


なんか、すごいときめいた



｢蛍の教えかた、分かりやすいね！｣
｢っ……あたりまえでしょ。｣



にこって、笑ったAに顔が赤くなった





･



(俺たち空気……)


(月島あんな顔するんだな)


(早くくっつけばいいのにね)





･

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