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大橋「Aちょっとペース早いで」
藤原side
大橋の言うことはあってる
いつもそんなにガツガツいかなくて
強いか弱いかで言ったら強いかもしれないが
明らかに飲みすぎ
藤原「はい、これ」
代わりに水でも渡しとく
「これ水やん」
大橋「もうやめとき」
ペースも早いしさっき俺と大橋がキッチンに
立ってる間に
かなり手に負えない状態
大橋「Aなんかあったん？」
お酒に手を伸ばすAの手を抑えながら聞く大橋
「飲ませて」
大橋「いやや」
「ドケチ」
藤原「お仕事大変やった？」
「…」
頑なに開かない口
いつも飲むと緩いくせに
いつの間にか大橋は手を離し
Aはまた飲み始めてる
藤原「何してるん」
大橋「…飲ませてあげよ」
結局その缶だけ飲ませ、後は水を渡した
「丈くんちで吸ったあかん？」
藤原「ダメ」
「ベランダならいい？」
藤原「そんなヘラヘラで行けへんやろ」
「いけるで、行ってくる」
とは言ったものの立ち上がって直ぐに力尽きたみたいで
座り出した
藤原「言わんこっちゃない」
大橋「今日のAちゃん問題児やで」
大橋「高梨A問題児です〜」
もう幼稚園児と先生やねん
「大橋〜、聞いて」
大橋「うん、聞いたる」
「…」
軽く言い出したものの話し始めないA
大橋「ゆっくりでええよ」
「最近何しても上手くいかないの」
「…もうがんばれん」
…
思ってたよりもAは大きなことを抱えてた
大橋「しんどかったな」
大橋「ごめん、気づかんくて」
藤原「A、今月休みあった？」
「…あったで」
藤原「1人で過ごした？」
「…メンバーと」
藤原「A、1人で過ごす時間必要なのにごめんな」
大橋「たしかに、詰めすぎたよな」
「皆と会うの楽しいで？」
オンオフが激しい分
無意識に負担かかってたんやと思うで
大橋「お仕事も大変やったやろ？」
過去一頑張ってたもんな
移動も沢山してたみたいやし
大橋「Aが頑張ってるの知ってるで」
大橋「おつかれさんやな」
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作者名：なす | 作成日時：2023年6月25日 19時
