: ページ20
Aside
恭平を無理やり帰らせ一息つくと今度は電話がなり
「流星か…」
午前中のことを思い出す
「もしもし？」
流星「今どこ？」
「家やけど」
流星「行っていい？」
「嫌や」
流星「もう着く」
「ホラーやん」
「わかった、待ってる」
さっき恭平が出てっばっかなのに
流星「はい、これ」
「ん、ありがとう」
毎回持ってきてくれるお酒
これ買えばいいってもんやないで
嬉しいけど
流星「今日ごめん」
「流星悪いことしてへんよ」
流星「いや…Aちゃんて深く掘られるの苦手やん？」
たしかに皆の前ではよく喋るし、
この輝ける仕事大好きやな
って思うけど、実際は
私のこと知って欲しくない
その気持ちが強い
流星「誰か来てたん？」
「え？」
流星「これお客さん用」
さっき恭平に出したコップ片付けるの忘れてた
「あ〜恭平来てた」
流星side
家入れるの好きじゃないくせに
まぁ今俺も来ちゃってるけど…
流星「恭平Aちゃんのご飯食べたでしょ」
流星「ずるい」
こういうときの勘て当たる
「なんでそこまで知ってるん」
「怖いんやけど」
当たった
流星「Aちゃんよく恭平にご飯作ってるから」
その事実を知る度に羨ましく思う
「あれは食べさせんと変なものばっかり食べるやん」
そうだけど…
「今度流星にも作ったるから」
「な？約束」
こういう所だよAちゃん
惚れるところって
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 307人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なす | 作成日時：2023年6月25日 19時
