:b.jf ページ11
西畑「A〜すきぃ」
大橋「だいちゃん、A困ってるよ」
Aside
大ちゃん2人で飲むときは控えてくれるのに
今日めちゃめちゃ飲んでて
正直言えばこういうのは得意では無い
「大吾くんこれ以上近づいたら私帰るから」
西畑「ん...」
結構響いたのか大人しくなっちゃった
藤原「A送ろうか？」
「いいよ、すぐそこやし」
藤原「断られても送ってく」
「じゃあ聞かんでよ笑」
丈くんは少し照れながら
「ほら、行くで」
って、いつもこうやって送ってくれる
藤原「A」
「ん〜？」
藤原「お願いやから無理せんといてな」
「大丈夫、せえへんよ」
藤原side
帰り道、真っ黒なコーデで全身を覆い隠してる
Aを見てどうしても言いたくなって言った
で、そしたらもう口が止まらん
藤原「なんで何も教えてくれないん？」
言っちゃった
皆が聞きたくて聞きたくて我慢してたことやのに
「ふふっ笑」
「皆そんな知りたいん？笑」
藤原「え？」
「そのセリフもう何回も聞いた笑」
「聞き飽きたよ、そろそろ」
藤原「あいつらも？」
「うん」
「いや、変わらへんよ 大丈夫」
藤原「全く違う」
藤原「世界が広がる感じするで」
藤原「俺達に言って変わらんことないで？」
「ん...」
多分Aの中に何かあるんやろうな
なんか悩んでる感じ
藤原「ここまで何も言ってくれないとなんも出来ないで？」
「私の中では言ってるつもりやねん」
「お酒が好きなのとか」
「タバコ吸ってるの知ってるし」
「人が苦手なこともわかってるやん」
「この3つ全部知ってるのって家族とメンバーだけやねん」
藤原「...」
藤原「ごめんな、言っててくれたんやな」
今にでも泣きそうなAの頭を撫でた
これ以上聞けない
こういうことなんやな
しばらく無言のまま歩き続ける
「丈くん、デザートのアイス買って」
藤原「さっき食べたやん」
「あれは恭平のやねん、恭平がくれたやつ」
「ほらこんな所にコンビニが」
「いこ〜よ」
Aは色んな顔を見せてくれる
さっきまで悲しそうだったのにそれを忘れさせるくらい
にこやかに言ってくるA
藤原「買ったる」
「やった〜」
丈くん⇔A
丈A
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作者名：なす | 作成日時：2023年6月25日 19時
