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長尾side
仕事終わり、暇やしAちゃんの病院の付き添い
何回も断られたけど、
断られば断られるほど行きたくなるもんやん？
「長かったやろ」
長尾「結構 笑」
「付き添ってくれてありがとう」
それから寄りたいところがあるからって
公園に
そこから一言も話さなくて
名前を呼んでみるけど聞こえてないんかな
逆に俺を呼ぶ声がしてそれはAちゃんやなくて
長尾「大橋くん」
大橋「明日朝早いやろ、先帰っといて」
長尾「あっ...はい」
俺はなんも言うことが出来なかった
俺じゃAちゃんを安心させてあげられない
...こっからどうやって帰るんやろ
大橋side
走って走ってAのところに
謙杜も明日あるやろうし、ちゃんと俺が連れて帰る...
やから謙杜を帰らせた
大橋「A」
目を見て沢山話した
昔っから無になることがあるAは
こうやってこの公園でリセットしてる
毎回俺が楽しいこと1人で喋ってるんやけどさ
最近してへんかったな
大橋「大丈夫？」
Aは1枚の紙を見せてきた
その紙にはいつもと変わらない検査結果
悪くなってないで？
「頑張っても頑張っても無理なことってあるんだよ」
...Aはいつも頑張ってる
知ってるで、努力は報われるって言うから
毎回ちゃんと頑張ってるAがこんなこと言うなんて
はじめて
『おかえり』
「ただいま」
大橋「ただいま」
「みっちー明日朝何時？」
道枝「明日ー？」
あの言葉がずっと離れない けど
いつもみたいを装うAに俺はついていく
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作者名：なす | 作成日時：2023年5月14日 18時
