頼りかた【4】 (ページ26)

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西畑side

ご飯を食べているみっちーと恭平の横に座る

西畑「あ、そういえば昨日なんかあったん？」

流星「あ...ごめん」

流星「ちょっとAちゃんと言い合いしていなくなったから探してて」

流星「大橋くんのとこいた」

西畑「やから今日…」

道枝「なんの言い合いしたんですか？」

流星はなんの感情もなく教えてくれた

恭平「違うってなに？」

長尾「なんかあったんやない？」

流星「多分俺Aちゃんのこと否定しちゃったかも...」

謎は深まるばかりやな

西畑「俺もご飯食べよ」

Aが作ってくれたご飯を温め直す

おいしそっ

道枝「大吾くんー！電話！！」

火を消しスマホを開くと

見慣れた文字が

西畑「はいはい？」

大橋「大ちゃんっ、」

西畑「ん？どうしたん？」

大橋「迎えきて欲しい」

西畑「どこ？Aと一緒？」

大橋「ちゃんとAとおるで」

大橋「やから呼んだ」

よくわからなかったけど

はっすんの静かな感じ、口調がいつもとは違った

その電話を聞いていた皆も少し空気が変わった

西畑「ちょっと行ってくるわ」

藤原「大吾、気をつけてな安全に」

西畑「はい」

丈くんのおかげで少し落ち着いて家を出れた

指定された場所に向かうと

西畑「大丈夫？」

大橋「Aが」

「大丈夫、大ちゃん来てくれたで」と怯えてるAに

優しくいうはっすん

Aがいる前で聞くものじゃない

いつもより音楽の音を大きくして家へ向かった

車を使えば五分くらい、歩いても15分で

いつもの2人なら歩く距離

なんかあったんやろうな

バックミラーで後ろを確認すると

意外にも2人は寝ていて

少し安心する

西畑「おつかれさん」

西畑「着いたで」

家に着き今度は振り向き確認すると

西畑「おはよう」

「ありがとう」

目は合わせてくれないけどいつの間にか起きてたA

はっすんも疲れてるだろうにAこのことわざわざ連れ出してご飯行って...感謝やな

はっすんを起こして中へ入る

大橋「ただいま」

「ただいま」

『おかえり』

藤原「2人はご飯いらんやろ？」

大橋「少しだけ食べよっかな」

大橋「Aは？枝豆しか食べてないやん」

「ん〜お風呂入って来る」

大橋「行ってらっしゃい」

いつものままを装うA、

いつもそう隠してきたんやろうな…

このままじゃ色んなことに悪影響が出るからと

はっすんに事情を聞く