頼りかた【4】 (ページ25)

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「トントン」

流星「Aちゃんごめん」

流星side

少し待ってみるけど返事が来ないから

ドアを開けると

流星「どこいったん」

おらんかった

上に上がったはずなのに...

流星「いない」

トイレとかベランダとか見れるところは見た

流星「(ガチャ)」

道枝「流星くんどうし」

流星「ごめん(ガチャ)」

皆が寝てる起きてる迷わず一部屋ずつ開ける

藤原「もうノックしてや！」

流星「(ガチャ)」

どこにいるかだけ教えてや

流星「(ガチャ)」

流星「あ...」

大橋「ちゃんとここにおるで」

大橋くんに寄りかかりながら寝てるAちゃん

大橋「なんかあったん？」

明日朝から仕事のはずなのに何があったか聞いてくる

大橋くんに説明すると

大橋「...明日話すからりゅちぇも寝とき」

大橋「多分俺と飲みたくなかったのは俺がすぐ大丈夫か？って聞くからやと思うで」

大橋「聞かれたくなかったんよ」

え、そんなん気になるんやけど

でも大橋くんにも寝て欲しいから

流星「わかった」

大橋「おやすみ」

流星「おやすみ」

大橋「A行くで」

「ん...」

大橋side

仕事終わりAを連れて飲みに

大橋「どうしたん、食べ」

「ごめんなさい」

大橋「なんも言ってないで」

子供みたいにAを撫でる

大橋「A何飲む〜？」

「...いや」

やっぱりお酒を最近避けてるA

大橋「昨日りゅちぇと飲んだんやろ」

「飲んでへん、」

大橋「へ？」

いや飲んだって言ってたって...

大橋「なぁA」

「枝豆食べようや」

「今日誘ってくれたってことは奢ってくれるん？笑」

大橋「あ、まぁそりゃ」

そこから口が達者なAはずっと話してる

大橋「ひゃっはっはっ」

俺もいつの間にか大事なことを忘れたように喋りたくる

「ご馳走様」

大橋「はいっ、食べたなぁ」

「食べたのは大橋くんやけどね」

そう言って夜道を歩く

西畑「ただいま〜」

『おかえり〜』

西畑「お二人さんは？」

流星「飲み行ったで」

西畑「えっ」

藤原「飲んだかはわからんけどな」