頼りかた【3】 (ページ9)

今日:3 hit、昨日:17 hit、合計:36,827 hit

:09 ページ9

Aside

今日は退院日で

お姉ちゃんが迎えに来てくれた

『どうなん？8人での暮らし』

「楽しいで」

「気持ちが楽になったからか体調良くなってきたきがするんよね」

『よかったやん』

「でもさ皆優しいから気遣ってお世話してくれるんやけどさ」

「負担になってないかなー？って」

『逆の立場で考えてみ？」』

『負担になる？」』

「ならん」

『やろ？』

『Aが信じないでどうするんよ』

『大丈夫』

『Aのこと大事に思ってくれてるよ』

『みててわかる』

私達は人を簡単に信じないそう決めてる

なぜなら

父親に裏切られたから

「お姉ちゃんのことも信じてるから」

『私もAのこと信じてるで』

大橋「あ、お姉さんこんにちは」

『大橋くんこんにちは』

『久しぶりやな〜大きなって』

「この前も会ったやろ笑」

『3ヶ月前はこの前っていいませんー』

大橋「ははっ仲良しやな〜」

「お姉ちゃん、電車また乗り遅れるで」

『あ、やばい』

『じゃあ大橋くんよろしく』

大橋「はーい、お気をつけて」

メンバー皆私が母子家庭で育ったことは知ってるけど

父親がいない理由を知ってるのは大橋くんだけ

大橋「大丈夫？」

「あ〜うん、大丈夫」

大橋side

迎えに行くとお姉さんと仲良く話してるA

やっぱりなんか悲しそうやった

前に

「お姉ちゃんといると少し思い出すんだよね」

って話してたから

お父さんに暴力振るわれてたこと

大橋「大丈夫、大丈夫」

優しくそっと撫でた

なぜか前に連絡先を交換したお姉さんから

〈負担になってないか心配してました〉

っていうメッセージが来てて

今度はAの目を見て

「大丈夫、一緒に進もうな」

そういった